後醍醐天皇は易経好き?

学校で日本史を学ぶと、必ずと言って良いほど紹介される天皇に後醍醐天皇が挙がりますね。鎌倉幕府から政権を奪還し建武の親政を執り行った天皇です。この後醍醐天皇が易経について非常に関心を持っていたことが、様々な文献からうかがい知れます。
例えば元号です。後醍醐天皇が在位時代に1321年〜1324年の間の元号を「元亨」としました。易経六十四卦の1番目「乾為天」の卦辞、元亨利貞から取ったと思われます。元亨→おおいにとおる=願いは叶う。まさに政治への取り組みに対する意気込みが感じられますね。
また、「太平記」には、後醍醐天皇が隠岐の島に流され鎌倉幕府の討伐の折に京へ戻るべきかどうかを易占したとの表記が有ります。その際に、得た六十四卦は地水師の上爻だったそうです。「大君命あり。国を開き家をうく。小人もちうるなかれ。」師は戦い、上爻には戦いに勝ち、国を開くと有るので後醍醐天皇は京に戻る事を決めたそうです。ただ、建武の親政は3年ほどで終了し足利尊氏が室町幕府を開きます。地水師の上爻を変じると山水蒙となり、蒙は見通しが立たなくなる意味で上爻には敵を作らないようにすべきとの心得が語られています。この時代、易占の爻を変じるまではしなかったようで、もし爻を変じて先の見通しを立てていれば歴史は変わっていたかもしれませんね。

記:谷口 尚熙

20200620

 

かんたんにできる!指運動法~手相で運気を引き寄せてみませんか~

ご自身の掌が、日によっていきいきとしていたり、弱々しく感じたりすることはありませんか?手相が変化することをご存知の方は、多くおられると思います。
「感情線」「頭脳線」「生命線」と呼ばれる三大重要線は、変化するのに時間がかかったりしますが、細かな線や支線の多くは短い時間で変化しています。一週間後、半年後、一年後と手相はドンドン変化するから面白いのです。
また、今の手相は、近未来の自分を表すともいわれます。
今回は、健康運、仕事運、恋愛運を積極的に引き寄せる指運動法をお話いたします。
(始める前に、手の平全体のマッサージによりリラックスさせておくと効果があがります)


① 生命線を強くする。
親指を内側に曲げたり伸ばしたりすることにより、生命線が強くなります。
体力、気力、行動力が高まり、免疫力を強めることにもつながります。

② 頭脳線を強くする
人差し指、中指を揃えて内側に曲げたり伸ばしたりします。
ものの見方、思考傾向を鍛えることにより、個性が磨かれ発想力が豊かになります。

③ 感情線を強くする
薬指、小指を揃えて、内側に曲げたり伸ばしたりします。
思いやりや優しさ、感情表現が豊かになり、精神的なトラブルも防ぎます。

④運命線を強くする
小指の先と親指の先をくっつけ、指先に力を加えたり離したりします。
仕事運を引き寄せ、一生運を高めます。

一回、各5セット、一日2回、気になる部位だけでも構いませんし、一つずつ時間をかけてゆっくり行ってください。忙しい方は、移動時間や待ち時間など空いた時間でも構いません。継続することで変化してきます。

手相の素晴らしいところは、変化や状態を読み取り、指を動かすことで線を強くし運気アップにつなげることができることです。
もしも、元気のない手をしていることに気がついたら、是非実行してみてください。

次回は、指運動でできる恋愛運、金運アップの方法、レアなラッキー線の作り方のお話をいたします。

記:玉木 仁邦

 

六月の運勢

誕生月別 易占から観る六月の運勢

一月生まれ
上昇運の時です。
仕事上の昇進も期待できます。
結婚は良縁です。

二月生まれ
良好運の時です。
バランスのいい食を心がけて下さい。
開運につながるでしょう。

三月生まれ
停滞運の時です。
勘違いの行動に気を付けましょう。
自分の力量をきちんと把握して下さい。

四月生まれ
好調運の時です。
異性と交際が始まるでしょう。
どんな人かよく見定めて下さい。

五月生まれ
低迷運の時です。
一難去ってまた一難です。
強い信念で耐えて下さい。

六月生まれ
慎重運の時です。
人の世話で苦労しそうです。
計画を立てて行動しましょう。

七月生まれ
盛運の時です。
色々な人が集まって来るでしょう。
金銭的にも恵まれます。

八月生まれ
順調運の時です。
周りの状況をよく観察してください。
新しい発見があるでしょう。

九月生まれ
衰運気の時です。
決まり事を遵守しましょう。
礼を怠らないようにして下さい。

十月生まれ
衰退運の時です。
何事も思い通りにいきません。
出費が多くなるでしょう。

十一月生まれ
気持ちの切り替えが必要です。
視点を少し変えてみて下さい。
華やかな装いが注目されるでしょう。

十二月生まれ
協調運の時です。
人と和合して吉です。
言葉使いには気を付けましょう。

 

記:松田有央

写真:赤石光穂