易経六十四卦の解釈は無限

皆さんは易経の関連図書は読まれたことありますか?
易経の本は世界各国で出版され、日本でもあらゆる著者の物が出版されています。私も多数所持していますが、一つ問題があります。
それは、文章の解釈が人によって違うのです。
この卦は、古来良い結論とされているのに、著者によってはイマイチなど様々です。しかし、これは今に始まったことではなく昔からその傾向はありました。
解釈に関する有名な逸話があります。
孔子の弟子が遠国に赴き、帰りが遅いので易占を立てたところ、火風鼎の四爻を得たそうです。その際に大方の弟子たちは易経に書かれている「鼎、足を折る」から帰途の手段が得られずに難儀していると捉えていたそうです。しかし、弟子の一人である顔回が船に乗って間もなく帰ってくると答えたそうです。火は師匠、風は船。船が師匠に向かって進んでいる事を示しているのが、この火風鼎と捉え実際に船に乗って帰って来たそうです。
このように易経は文字で結論は提示されているのですが、一つの解釈に凝り固まると本質からかけ離れてしまうのも易経の難しいところ。今は、様々な考え方を学び柔軟なイマジネーションを鍛え、易経に向かう日々を積み重ねています。

記:谷口 尚熙

 

月丘

手のひらを観てみますと、指の付け根部分やその他に膨らみがあります。
これらを丘と呼び、その発達度合い等でいろいろと判断できます。
それぞれ丘は10カ所あります。今回は、月丘をみてみます。

月丘は、小指側下部第二火星丘の下のふくらみで、その人の想像力、感性、インスピレーション、芸術面や精神的なつながりを意味し、空想力や想像力、神秘的なことを表します。この部分が発達している方は、想像力豊かで美術や音楽など芸術センスにあふれています。イマジネーションをはぐくむ力や、人の気持ち察し思いやりの強い方です。ただ、発達しすぎると想像力が過剰となり、誇大妄想的な傾向が出てきます。

この丘と関係する掌線

①直感線
小指の付け根から月丘に向かって伸びるアーチ形の線。
直感力が鋭く、未来を予知する能力に優れている。
極めて稀に見られる線で、ある方は少ない。

②放縦線
不規則な生活が続くと現れる。

③頭脳線が月丘に向かう
想像力に富み、ロマンチスト。文学や芸術方面の才能に優れ、物やお金より精神性を重んじる。

手相に出るあなたの魅力を再発見し、変化のサインを読み解き、運気を引き寄せて下さい。

記:玉木  仁邦

 

 

五月の運勢

誕生月別 易占から観る五月の運勢

一月生まれ
順調運の時です。
渋滞が解消されようとしています。
計画は滞りなく進むでしょう。

二月生まれ
盛運の時です。
物事が完成へと近づいています。
油断大敵、今が正念場です。

三月生まれ
慎重運の時です。
気持ちは少々焦り気味です。
あえてゆったりと取り組んで下さい。

四月生まれ
衰運気の時です。
耳障りのいい言葉に気を付けて下さい。
何事も信用第一です。

五月生まれ
目には青葉!心地よい風が吹いています。
固執しないで柔軟に対処して下さい。
良いアイディアが浮かぶでしょう。

六月生まれ
低迷運の時です。
迷路の中にいる状態です。
今は地に足を付け踏ん張って下さい。

七月生まれ
一石投じられました。
立ち止まって反省して下さい。
悩みは徐々に解決するでしょう。

八月生まれ
良好運の時です。
物心ともに恵まれます。
秘訣は先手必勝です。

九月生まれ
停滞運の時です。
物事がスムーズに進みません。
一歩下がって静観してください。

十月生まれ
トラブルに遭いそうです。
身の丈に合った行動を心がけて下さい。
話し合うことが大事です。

十一月生まれ
上昇運の時です。
積極的に進んで吉です。
高い評価が得られるでしょう。

十二月生まれ
人間関係が良好な時です。
調和を図ることで人脈も広がるでしょう。
情報は共有して下さい。

 

記:松田有央

写真:赤石光穂