万能占いの弱点

あまた占いとは多種多様ありますが、何でも占える万能の
占いとは何でしょう?
例えば、手相。性格であったり、才能であったり、健康であったり、
はたまた未来予想も可能です!
ただ、一つ弱点があります。
手相は、見た段階での現況を示し、行動を変えてしまえば
手相も変わってしまうので、未来も変わってしまいます。
では、生年月日で占う四柱推命はどうか?
四柱推命では、陰陽五行をベースに気質や巡ってくる運の流れを
読み解きます。時間サイクルもベースに加えて捉えますから、
未来予知の意味では、非常に当たります。
ただ、四柱推命も弱点があり、個人の意思が加わることで結果は
変わりやすいのです。
先ほどの手相での行動を変える事で、未来が変わる事と同じですね。
では、弱点の無い占いは無いのか?
有るんです。それが「易占(えきせん)」です。
易占は八卦(はっけ)と言う8つの事象を組み合わせて、64パターン
に分類して、答えとして1つだけを見出す占いです。
考え方としては、占う問いに対して、確実に答えとして示されます。
未来を知りたいのであれば、その未来が現実として起る事を先に
教えてくれるのです。未来の先読みですね。無くし物も見つける事が
可能です。確実に答えが示されるのですから。正に万能ですね。
手相や四柱推命では無くし物は見つけられないのです。
ただ、万能であるがゆえに、別の弱点も。
それは得た答えに2回目は無い事。吉であろうと凶で受け入れる
覚悟が易占には必要なのです。
そこには個人の意思や願望などは反映されない。
気に入らない答えだから、もう一度!なんて出来ない占いなのです。
占いに覚悟が求められる事って、滅多に無いですよね。なので、私を
訪ねてこられたお客様で、易占をされた方は、これまでに手の指で
数えるほどでございます。
皆さんは、どういった占いを求めますか?

記:谷口 尚煕