占いと漢字はどっちが古い?

タイトルの占いと漢字はどっちが古いと有りますが、皆さんはどちらと思いますか?
余りにも古すぎて断定は出来ないのですが、状況証拠から行くと占いの方が古いと私は考えます。
先日、姓名判断の依頼を受けて画数以外に漢字の成り立ちを調べていたところ、面白い共通点を見つけました。
「祥」「義」「善」の共通点は何でしょうか?
答えは各漢字に「羊」の文字が入っているのです。
この「羊」が正に占いが古いとのカギになるのです。
「祥」とは、めでたい事や幸いを意味します。
「義」とは、思想道徳概念の良い正しいを意味します。
「善」とは義よ同様良い正しさを意味します。
この三つの共通点は良い、正しいとなるのです。
では何故占いと関連が?
この「羊」は実は神に供えた生贄の「羊」を表し、神へのお伺いの儀式や占いを示すもので、そこから神から得た答えは良い・正しいとの概念から現在の意味が形成されたのです。
となると、漢字の起源よりも前に占いが存在した事になりますね!
漢字の起源を知ると様々な当時の社会背景など知る事が可能ですね。
皆さんは、どんな漢字の起源をご存知ですか?

記:谷口 尚煕