元々、十干は木火土金水と関係なし?

四柱推命など東洋の占いの基盤となる陰陽五行説。
甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の「十干」は、木火土金水に陰陽が当てはめられた名称です。この陰陽五行説が生まれた段階で、この名称が付けられたのではなく、元々あった名称を活用したようです。
古代中国の人々が、数値化するのに用いたのが手の指です。両手で10本、これが物を数えたり月の満ち欠けを基準にした暦の日数にも利用されました。その際に、手の指に名称を付けたのが、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸。右手の親指に甲を、そしてそこから順に当てはめ最後に左手の小指を癸にしました。ちなみに、両手の指は元々「浣(かん)」と呼ばれ、後に「干」となりました。これが、十本の指で「十干」となるわけです。その後、陰陽五行説が生まれた際に10の単位として丁度良かったのが、この「十干」なのです。
ちなみに「十干」同士で最も相性の良い組み合わせを「干合」と言います。
甲⇔己、乙⇔庚、丙⇔辛、丁⇔壬、戊⇔癸の組み合わせです。
何故、この組み合わせが最も良いかと言うのは未だに解明されていませんが、手の平を合わせた時に、指が重なるのがこの組み合わせ。意外と単純な発想が「干合」の起源かもしれませんね。

記:谷口尚煕

 

金星丘

手のひらを観てみますと、指の付け根部分やその他に膨らみがあります。
これらを丘と呼び、その発達度合い等でいろいろと判断できます。
それぞれ丘は10カ所あります。


前回の木星丘に引き続き、今回は金星丘を観てみます。
金星丘は、親指の付け根の周りの膨らみで、その方の魅力とともに、スタミナや健康状態を表します。この部分が発達している方は、体力があり、きめ細やかな愛情で周囲の方を幸せにします。

金星丘に表れる掌線やサイン

①生命線
感情線、頭脳線とともに三大重要線の一つで、人差し指の下から親指の付け根にそって手首に向かう線です。
体力の強弱や健康状態を表します。また、御自身の環境の変化などが表れたりします。
よく生命線の短い人は短命とか言われますが、生命線の長さと寿命は全く関係ありません。

②スタミナ線
親指の付け根、横に走る線です。スタミナ抜群で、活動力・抵抗力を強め、生命線をサポートします。

③二重生命線
生命線の内側に沿うように平行して走る線で、生命線の意味を強めサポートします。

③ファミリーリング
親指の付け根を囲む鎖状の線です。親子関係の深さを表し、子供に恵まれ幸せな家庭を築く人に表れます。

④スクエア
保護とか加護の意味合いがあり、生命線上にあらわれると九死に一生を得ることもあります。

手相を診断する場合、線やマーク、それぞれの丘の発達など総合的に判断しますが、金星丘はその人の生命力とともに愛情、スタミナ、魅力を意味いたします。例えば、ここを起点とする運命線は、身内からの引き立てによって開運するといわれます。各丘に出る線やマークにより、違いがでてきます。
手相に出るあなたの魅力を再発見し、変化のサインを読み解き運気を引き寄せて下さい。

記:玉木 仁邦

 

二月の運勢

誕生月別 易占から観る二月の運勢

一月生まれ
何かと気苦労の多い時です。
一人孤立しないよう気を付けて下さい。
多くは望まない方がいいでしょう。

二月生まれ
衰運気の時です。
気持ちが不安定になりがちです。
信頼のおける人に従うのもいいでしょう。

三月生まれ
隆盛運の時です。
何事も思い通りに進みます。
試験は合格です。

四月生まれ
良好運の時です。
新規計画は実行して下さい。
よい結果が得られるでしょう。

五月生まれ
発展運の時です。
物事は順調に進むでしょう。
結婚は良縁です。

六月生まれ
順調運の時です。
悩みは解消に向かうでしょう。
滞っていたものが流れだします。

七月生まれ
盛運の時です。
協力し合うことでより一層の効果が期待できます。
大いに吉です。

八月生まれ
平常運の時です。
力を抜いて深呼吸してみましょう。
いつもより少し周りがよく見えますよ!

九月生まれ
上昇運の時です。
気の合う仲間が増えるでしょう。
趣味を生かして下さい。

十月生まれ
好調運の時です。
協力体制が大事です。
人を見る目も養いましょう。

十一月生まれ
再出発の時です。
一から出直しです。
精神を整え気合を入れて下さい。

十二月生まれ
低迷運の時です。
思わぬ支障が生じやすいです。
慎重に行動して下さい。

 

記:松田有央

写真:赤石光穂