金星丘

手のひらを観てみますと、指の付け根部分やその他に膨らみがあります。
これらを丘と呼び、その発達度合い等でいろいろと判断できます。
それぞれ丘は10カ所あります。


前回の木星丘に引き続き、今回は金星丘を観てみます。
金星丘は、親指の付け根の周りの膨らみで、その方の魅力とともに、スタミナや健康状態を表します。この部分が発達している方は、体力があり、きめ細やかな愛情で周囲の方を幸せにします。

金星丘に表れる掌線やサイン

①生命線
感情線、頭脳線とともに三大重要線の一つで、人差し指の下から親指の付け根にそって手首に向かう線です。
体力の強弱や健康状態を表します。また、御自身の環境の変化などが表れたりします。
よく生命線の短い人は短命とか言われますが、生命線の長さと寿命は全く関係ありません。

②スタミナ線
親指の付け根、横に走る線です。スタミナ抜群で、活動力・抵抗力を強め、生命線をサポートします。

③二重生命線
生命線の内側に沿うように平行して走る線で、生命線の意味を強めサポートします。

③ファミリーリング
親指の付け根を囲む鎖状の線です。親子関係の深さを表し、子供に恵まれ幸せな家庭を築く人に表れます。

④スクエア
保護とか加護の意味合いがあり、生命線上にあらわれると九死に一生を得ることもあります。

手相を診断する場合、線やマーク、それぞれの丘の発達など総合的に判断しますが、金星丘はその人の生命力とともに愛情、スタミナ、魅力を意味いたします。例えば、ここを起点とする運命線は、身内からの引き立てによって開運するといわれます。各丘に出る線やマークにより、違いがでてきます。
手相に出るあなたの魅力を再発見し、変化のサインを読み解き運気を引き寄せて下さい。

記:玉木 仁邦