大相撲弓取り式あれこれ

大相撲大阪場所、春場所が始まりましたね。
結びの一番の終了後、弓を持った力士が土俵に上がり
弓取り式をします。
この弓取り式は、勝者の舞を意味しており、幕下力士が
担当します。
実はこの弓取り式には様々なエピソードがあります。

①弓取り担当力士が関取になれない
関取は幕内・十両力士で、弓取り担当力士は中々上に
上がれないジンクスが有ったそうです。
1990年に弓取り力士だった巴富士が十両に昇進したことで、
ジンクスが破れました。

②弓を土俵に落とした場合、足で拾う。
力士は土俵に手をつくと負けになることから、縁起担ぎもあって
足の甲で拾い上げ掴み取るとの事。

③弓取り力士は待機場所は向正面
結びの一番で正面の真ん中に座り、東の力士が勝てば東側から、
西の力士が勝てば西側から土俵に入り四股を踏む。

ちなみに引き分けが過去にはあったらしく、その場合は勝者が
居ないので弓取り式は無かったそうです。
現在では、優勝決定戦が発生した場合は、決定戦の前に弓取り式を
実施するそうです。

神事に由来する相撲ですから、儀礼や縁起担ぎが徹底していますね。

記:谷口 尚煕