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六曜

六曜は迷信の最たるものですが、現在最も広く使用されている暦注の一つです。

しかし、六曜それ自体の起源については、よくわかっていないのです。
おそらく、もともと一か月30日(または29日)を指の数である五つに分割して、六日ずつの小単位をつくり、その日を数えるためのもの、つまり、ひとまわり六日のそれぞれに付けた名称であったのではと考えられています。
当初は日の吉凶を示すものではなく、現在の七曜と同じように、単に日にちを区別するための記号でした。
それがやがて神格化され、それぞれに吉凶が付加されたのではないかと考えられています。

漢の時代、中国では六行説といって、全ての事象を六つに分類して考える思想が流行しました。

では、日本式の六曜がいつ頃、誰によって考案されたものかは、いまだに不明ですが、江戸時代の終わり頃から暦注書に記載されるようになり、民間でひそかに流行し始めました。
そして、明治六年に太陽暦が実施されるに及び、また第二次世界大戦後になって大流行し、現在に至っているのです。

現在、暦注といえば、この六曜が主役で、ほとんどのカレンダーの日付けの下に六曜が記されています。

            記 多田和央

八月の運勢

一月生まれ   新しい事を始めるには良い時機です。思い切ってチャレンジしましょう。

二月生まれ   迷いの多い時ですから良い指導者に助言を求めましょう。自ら成長する為にも読書はお勧めです。

三月生まれ   願いが叶う時です。どんな事でも積極的に動いてみましょう。

四月生まれ   活気と勢いがあり充実した日々を送れるでしょう。強気でやりすぎないように、周囲との調和を大切に。

五月生まれ   運気は徐々に良くなってきています。諦めていた事に再びチャレンジしてみては如何?

六月生まれ   今ひとつ思うように進めない時です。こんな時は無理せず状況が良くなるまで待ちましょう

七月生まれ   常に礼儀正しく慎重に対応しましょう。石橋を叩いて渡るくらいの気持ちで臨むことです。

八月生まれ   やる気が失せ、先の見通しも暗く感じるかもしれません。こんな時は積極的な行動は控え、内部の充実を計りましょう。

九月生まれ   今までの苦労が散り良い展開が期待できます。人のために骨折ることが開運につながります。

十月生まれ   今の生活態度を振り返ってみましょう。自ら発する言葉を大切に。そして体に良い食べ物を摂るよう心がけましょう。

十一月生まれ   周りからの重圧で疲れが溜まっていませんか?充分に休養しましょう。

十二月生まれ   気力が充実し、のびのびと行動できる時です。本業に専念しましょう。

 

 

 

土用の丑の日

土用とは、四季の中にある立春・立夏・立秋・立冬までの18日程の期間です。

土の気が盛んになる期間とされ土を掘り起こすような作業は忌む期間とされていますし、また季節の変わり目にもあたりますので、体調面には注意することが必要とされています。

土用といえば夏の「土用の丑の日」が一般的によく知られています。

今年は7月19日から8月7日の立秋を迎えるまでであり、暦を見ていただくと分かる通り「丑の日」は7月22日と8月3日の二日あります。

鰻を食べる風習は江戸時代、学者の平賀源内氏がこの時期の売れ行きに困っていた鰻屋にどうしたらよいものかと持ちかけられ鰻を食する日として掲げたとされる説があります。

他にも「う」のつく食べ物を食する習慣がある地域もあるようですね。

今年は梅雨明けも早く、直後より気温の高い日が続き、例年にない暑さにみまわれています。

各所で熱中症が原因で倒れる方も多く、あらゆるところで暑さに気をつけるようにと警告しています。

水分補給することも勿論ですが、栄養価の高いものをいただいて体力をつけることも大切ですね。

鰻は水の中に生きるもので五行に置き換えると水にあたり、暑い夏は火にあたります。

水は火を剋し水剋火となりますので、五行のバランスから考えましても暑い夏に鰻を食べる風習は理に適ったことなのかもしれません。

 

陰陽説

「陰陽」とは天地間の万物を作りだす、陰と陽の二気をいいます。「陰」とは元来、山や丘の日光の当たらない所、日陰の意味です。

「陽」とは元来、日光の当たる方の山側で、日向の意味です。

陰陽説というのは、森羅万象、宇宙のありとあらゆるものは相反する陰と陽の二気の働きによって消長盛衰するのであり、この二気の働きによって、万物の事象を理解し、また将来までを予測しようという世界観であるということができます。

 

すなわち、陰と陽の二気が互いに消長し、また調和して自然界の秩序は保たれています。これと同じように道徳、政治、日常の生活などの人間の営みもすべて陰陽二気の変化に順応することで、秩序は保たれているのだと説きます。

 

これは道徳の根元と天と人との一体を主張する中国の根本思想の現れです。やがて、この思想は易に取り入れられ、その基本原理となりました。

 

たとえば、太陽が陽なら月は陰です。天が陽なら地は陰です。男が陽なら女が陰であり、昼が陽なら夜は陰、暖・寒・・・といった具合に区分していくのです。この区分法は、現代のコンピューターに用いられている二進法と同じで、非常に論理的で明快な区分法であるところから、中国思想の根本となりました。

 

7月の運勢

 

1月生まれ 何ごとも自然の成り行きに任せ、受け身に徹するときです。

天の意志にまかせましょう。

 

2月生まれ 万事計画をたて、準備を整え、辛抱強く物ごとを成し遂げることによって、いろいろなことが良くなってくるでしょう。

 

3月生まれ 表面はよく見えても、難問がたくさんある時です。早く悩みをとりのぞき、改善するために決断が必要なときです。

 

4月生まれ 一歩一歩焦らず着実に事を進めるのが吉。達成するまで時間がかかりますが、焦らず、止まることなく、粘り強く進めて行きましょう。

 

5月生まれ 気持ちには勢いがありますが、現実は希望どおりにならない時です。内部の充実に目を向けて、謙虚な気持ちが必要です。

 

6月生まれ 物や人も集まり、賑やかで活気がある時です。迷いも多いですが、目的を絞り、意志表示を明確にすることで、運が開けてきます。

 

7月生まれ 障害が多く、多難な時です。障害を克服する努力が必要です。なまはんかな気持ちではなく決断力が大切な時です。

 

8月生まれ 現在の状況を守る時です。こつこつと地道な努力が吉。新規計画や冒険は慎みましょう。交渉ごとは努力が必要になります。

 

9月生まれ 目的はすでに達成している時です。これ以上の欲を出さないで、現状に満足しましょう。

 

10月生まれ やる気満々で物ごとが前に進むときです。ただし、欲にかられ      て動くと、不正の過中に巻き込まれます。上司や目上の人に協力するといいでしょう。

 

11月生まれ 大きなことや新規のことを行わないで、今やっていることを掘り下げて、受け身になり、慎重に行動しましょう。

12月生まれ 目の前の利益よりも先のことを考える時です。しかし、誠意を持って臨めば、思わぬ助力を得られ、難なく利益の得られる時です。

 

 

 

 

日本人にご縁のある漢字

6月も後半に入り、今年も半年が過ぎようとしています。

 陰暦で6月は水無月(ミナヅキ)と称されます。

 一見「水の無い月」と首を傾げる方もいらっしゃるでしょうが、「無(な)」は連体助詞の「の」にあたりますので「水の月」という意味が込められています。

 田に水を注ぎ込む時期であり、季節では梅雨にあたいしますので、一年の中でも「水」に縁のある月ですね。

 日本では弥生時代に始まった農耕ですが、神戸市内では田んぼを見かけることが少なくなり、あちこちから聞こえてきた蛙の鳴き声も今となっては懐かしいです。

 「田」という漢字は、日頃目にする機会が多いと思います

 例えば身近な人の名字に「田」の付く人は多いですね。

 田中・吉田・山田・池田・前田・藤田・福田・太田・松田・原田・和田・・・と沢山思い浮かびます。

 同時に地名にも多くみられる漢字の一つでしょう。

 現存する日本最古の文字は、三重県嬉野町(現在の松阪市)貝蔵遺跡で出土した2世紀末の土器に墨書されていた「田」であるとされているとされています。(ウィキペディアより)

 「田」とは象形文字であり、四角く区切った平らな田や畑を描いた文字です。

 そのまま「田」にゆかりを持っていることで名字・地名とも決定されたのでしょう。

 私たち日本人の主食であるお米を作る「田」は食を豊かに他の食材と幅広くつながる原点であり、なくてはならない存在です。

 米所では「恵みの雨」と崇められる雨、美味しいお米を頂くために歓迎したいものです。

 

暦好きの日本人

毎年、運勢暦、開運暦というものが、数百万部の単位で売れているといわれています。

なぜ、日本人は暦が好きなのでしょうか。

例年、夏すぎからすでに各種の暦本が発売され、歳末ともなれば、いろいろな暦やカレンダーが書店で売られています。

祭りの研究家によると、日本人ほど祭り好きの国民はいないといわれていますが、暦の研究家によると、日本人ほど暦好きの国民はいないといわれています。

江戸時代においても幕末には450万部は刷られていたといわれています。
昔の暦師によって日本各地で出版された暦はその時代には一大出版産業というべき規模でした。

日本人は暦がなぜ好きなのか、日本人の自然や四季の移ろいに対する、ある種の感情に根付いたものというか「昨日は今日に非ず」といった人生観、この世に対する考え方に裏打ちされたもののようです。

このように日本人は世界に類を見ないほど暦が好きな民族です。

6月の運勢

誕生月別易占から観る6月の運勢

1月生まれ
勢いのある時です。今までやってみたいと思っていたことを即決の方針で進めるといいでしょう。ただし、即決の中にも慎重さを忘れないように。

2月生まれ
一歩を踏み出す時です。素直な心で何事も行えば、万事順調に進みます。

3月生まれ
何事も急がず焦らないで時が過ぎるのを待ちましょう。
今は努力することが大事で、力を蓄えておきましょう。

4月生まれ
今は行動をおこす時ではありません。焦らず、ゆったりとした気分で、あなたの持っている実力や知識に磨きをかける時です。

5月生まれ
人との争いが多くなりやすい時です。悩み困難も多く、どなたか信頼できる人に相談するといいでしょう。

6月生まれ
全てのことが思い通りにならず、不調になることが多いでしょう。困ったことがあったり、思い通りにならない時も、時間が過ぎるのをまって我慢しましょう。

7月生まれ
着実に一歩一歩進む時です。信頼できる人の意見に従い努力することで、今までの苦労が報われるでしょう。

8月生まれ
あなたに協力してくれる人が現れることで、今までの努力が報われます。人の意見をよく聞くことが大切です。

9月生まれ
今すぐには思い通りに進みませんが、希望をすてずに少し待つゆとりさを持つことが大事です。実力を蓄えて時期がくるのを待つことが大切です。
10月生まれ
協力してくれる人が現れることでうまくいきます。ただし、行動は慎重に何をするにもよく考えることが必要です。

11月生まれ
迷いに迷う時です。何かをするときには信頼できる人に相談するなど、よく考えてから決断をするようにしましょう。

12月生まれ
つまらないことに心が動きやすい時です。志をしっかり持って進むことが大切です。

易経:地山謙

今月5日、東京ドームで国民栄誉賞の表彰式が行われました。

読売ジャイアンツ終身名誉監督として現在でも絶大な人気を誇る長嶋茂雄氏、巨人から大リーガーになり今年現役引退した松井秀喜氏、師弟関係にあるお二人の授賞に巨人ファンならずとも感動されたのではないのでしょうか。

師弟としての現役時代には、毎日のように素振りを指導し地道に励んでいたそうです。

お互いに認め合い信頼関係が築けたことが素晴らしい結果をもたらしたことは言うまでもなく、国民に愛され社会に希望を与えるに相応しい受賞だと思います。

当日は松井氏が提案して長嶋氏が選んだおそろいの濃紺のスーツにストライプのシャツ、水玉のネクタイを着用し、絆の深さを感じました。

受賞時、長嶋氏が額に入った重そうな表彰状を受け取る場面では松井氏がさりげなく斜め後ろから軽く支える姿勢に、私はふと易経の十五卦「地山謙」を思い浮かべました。

地山謙

「地山謙」とは地の中に山が没した象であり、高尚なものが頭を低くしていることを表しています。

「謙」は自分を低くみなして人にゆずること、へりくだるという意味があります。

表向きには謙虚で控えめな動作ではありますが、強かな勢いがあり心服させる力があります。

英姿をひけらかすことなくただ謙虚に長嶋氏の後を歩む姿は、より偉大な風貌を醸し出していました。

受賞に関して「ただただ恐縮している。王さんの本塁打数や衣笠さんの連続試合出場のように世界記録をつくったわけでもない。長嶋さんのように日本中の方々を情熱的にさせたわけでもない。誇れるのは日米のすばらしいチームでプレーし、すばらしい指導者、チームメイト、ファンに恵まれたこと。」と述べており、秀逸を極めた発言に感動しました。

脳梗塞を患い表舞台に立つことのなかった長嶋氏の堂々とした雄姿、言葉の一つにも重さがあり多くの人に夢と元気を与える存在であることは変わらず、それ以上の輝きを放っていました。

偉大なお二人が揃っての始球式は、かつての栄光を呼び起こし魅了させられた瞬間でもありました。

「地山謙」の精神こそが現在において最も見直され、幅広い分野で外面だけではなく内面を充実させることが大切であるとことを感じます。

占いに使ったヒビ

 
テレビ局のアナウンサーに「水卜」という名前の方がいます。
名字は「みと」ではなく「みうら」と読みます。

「卜」をカタカナだと思う人が多いと思いますが、実は卜は漢字なのです。
卜は亀の甲羅などに入ったヒビの形だと言われています。中国の殷王朝の時代には、戦や農作業、天気予報に至るまで占いに頼ってたそうです。

亀の甲羅の内側に小さな穴をあけてそこに焼いた火ばしのようなものを挿すとヒビが入ります。 その形を見て吉凶をみたのだそうです。この占いの結果を改めて亀の甲羅などに刻んだのが甲骨文で日本の漢字のルーツです。それで卜には「うらなう」という意味があるのです。「占い」の「占」の上の部分や易の八卦の「卦」にも卜が入っています。 

漢字にも一つ一つ意味があります。私たちが日ごろから使っている漢字の意味を調べてみるといろんな発見があると思います。