手相は変わる、変えられる

手相の講座(隔週での実施)で、いつも不思議だなと感じることがあります。
入門クラスでは、線が薄く雑線が多い方もいるのですが、研究科クラスになると、各線が濃くハッキリと線が刻まれていく傾向があります。
また、新しい線が現れたり、ラッキーマークが現れたりと良い変化がみられることも多いのです。
感情線、頭脳線、生命線の、基本的な線の流れが変化するのは時間がかかるものですが、人気運、金運を表す太陽線や開運の印となる向上線など現れやすい線もあります。
一時間、一日、一週間、一か月、半年、一年後と様々ですが、変化していきます。
手相は、簡単に観れる過去の履歴書の様なものであり、現在の気持ちや考え方、生命力など、将来に向けての運気の流れを読み解くこともできるのです。
各線が、強くハッキリしてきますと、ご自身の運気の流れが良くなっている証で、ご自身の生き方が前向きになっていることを表します。
一度、騙されたと思って毎日手を観るようにしてください。
基本的な事柄を正確に判断するのは熟練度がいりますが、手の平の色、手の型、爪の色、雑線の多さ、各線の形態などを感覚的にみて「今日は元気な手だね」とか「少し疲れているね」とか話しかけてください。
毎日観ていると見違えるように良くなってきます。
ソロモン環、フィッシュ、トライアングル、スターなど、ラッキーマークが現れれば、更に運気アップとなります。
(線上に現れればその線の良い意味が、丘上に単体で現れれば丘の良い意味が強くなります)

記:玉木 仁邦

 

 

六月の運勢

誕生月別 易占から観る六月の運勢

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一月生まれ
慎重運の時です。
積極策は控えて下さい。
希望実現には時間がかかるでしょう。

二月生まれ
衰運気の時です。
願い事は程々がよろしいでしょう。
今は守りに徹して下さい。

三月生まれ
良好運の時です。
喜びごとに心躍ります。
自分本位にならないようにしましょう。

四月生まれ
控えめが肝要です。
問題は内部で解決して下さい。
男性には女難の暗示があります。

五月生まれ
変動期の時です。
情報が正しいか精査して下さい。
衝動買いは後で後悔するでしょう。

六月生まれ
平常運の時です。
親しき仲にも礼儀あり。
発言には十分気を付けて下さい。

七月生まれ
好調運の時です。
誠実な姿勢を忘れないで下さい。
周りからの評価が上がるでしょう。

八月生まれ
停滞運の時です。
今こそ土台を固めて下さい。
危機管理体制が大事です。

九月生まれ
不動運の時です。
口は災いの元!
言動には注意しましょう。

気持ちが不安定気味です。
物事に一貫性がありません。
一呼吸置いてから行動しましょう。

十一月生まれ
小吉運の時です。
何事も始めが肝心です。
問題は早い段階で対処しましょう。

十二月生まれ
盛運の時です。
真心をもって取り組みましょう。
成功の秘訣は先手必勝です。

記:松田有央

写真:赤石光穂

 

易経の考えを、読まずして経験で感じた偉人

易経は東洋占術の総本山とも言うべき、占いの原点として扱われ、四書五経の一つでもあり古代では教養書の代表で、帝王学を学ぶ上でも必須の書として扱われていました。
この易経を占術を学ぶ上で、避けて通れないのですが、いかんせん内容が難しいのです。笑
漢文な上に、一つの文章が短く、様々な意味にも取れるので、全体像を把握するまでにかなりの時間を要します。
その上、易経の基本的な考え方に「中庸(ちゅうよう)」というモノが有るのですが、これがまた捉えにくいです。笑
意味自体は過不足なく偏りのない状態を指すのですが、その考えについて単純明快とは行かないのです。
強いて言えば、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の意味と捉えると分かりやすいでしょうか。
つまり、やり過ぎはやり足りないのと同じであって、度を過ぎると成就し無くなり、ほどほどの加減をもって臨む事の重要性を基本テーマにしています。
この中庸の考えを経験を持って知り、実践していたのが松下幸之助です。
彼は奉公時代の幼い時に、タバコのお使いを良く頼まれていたらしく、前もってまとめ買いをする事で1個当たりの単価を安く仕入れ小遣い程度の儲けを出していましたが、奉公仲間から反感を買ったそうです。
これをきっかけにまとめ買いをやめ、加えて何事も独り勝ちは良くないと悟り、その後の経営の取り組みに影響を与えたそうです。
つまり、やり過ぎは心情的、環境的に己を危うくすると幼くして中庸の考えを経験をもって、松下幸之助は理解していたのでしょうね。
私の場合、来る日も来る日も易経を読み続けておりますが、肌感覚で分かるレベルに遠く及ばず、もがき苦しむ毎日です。笑

記:谷口 尚煕

※画像は松下幸之助が東京浅草の浅草寺に寄進した雷門の大提灯

 

幸せな手相

幸せですかと聞かれて「ハイ、幸せです」と即答できる人は少ないかもしれませんね。
手相を観ると「幸せ度」がよくわかる線があります。


その線は「太陽線」と呼ばれ、太陽丘に表れる薬指下方から手首側に伸びる線、名声や成功、金運、他人からのサポート等、無形の財産を表すのです。
エネルギッシュで自ら光輝き、周りを明るく照らす線と手相入門講座では教えています。
また、手相を習い始めると、線が現れたり濃くハッキリしてきたりしやすい線でもあります。
魅力的な才能や明るく楽しい人柄に人気が集まり、人気が高まれば巡り巡って金運に結び付くことから人気線とも呼ばれ、ご自身の幸せ度を見ることのできる線の一つです。
全ての人に現われる線ではなく、線のない方、薄い方、本数の多い方と様々です。
手相の線や丘には、それぞれ星の名前がつけられているのですが、唯一丘と線の呼称が一致するのは太陽丘・太陽線です。


是非、この機会に太陽線を意識してみてください。
線のない方、薄い方でも大丈夫です。
反対側の手指の爪で線をなぞるようにマッサージしたり、暖色系のボールペンやサインペンで書いたりしても効果があります。
金運を強めたいなら、ゴールドやシルバー色を使われても良いですね。
(黒や青のボールペンでは書かないでください。逆に運気をさげます。)
見違えるほど充実した日が待っています。

記:玉木 仁邦

 

五月の運勢

誕生月別 易占から観る五月の運勢

一月生まれ
迷いの多い時です。
二者択一を迫られます。
本分を全うする道を選びましょう。

二月生まれ
今が引き際の時です。
これまで難問解決に尽力をつくしました。
潔く退き有終の美を飾りましょう。

三月生まれ
慎重運の時です。
頼まれ事で難儀しそうです。
困難でも最後まで道理を通しましょう。

四月生まれ
転換期の時です。
正道に軌道修正しましょう。
柔軟な思考が大事です。

五月生まれ
陽が極まろうとしています。
内部強化に努めて下さい。
仕上げは念入りにしましょう。

六月生まれ
再生の時です。
立て直しの必要性があります。
早急かつ慎重に行動しましょう。

七月生まれ
盛運の時です。
何事も挑戦的に取り組みましょう。
大きな仕事も達成できます。

八月生まれ
停滞運の時です。
先行きに不安があります。
状況を敏感に感じ取りましょう。

九月生まれ
自重運の時です。
物事を客観的にとらえましょう。
冷静な判断が肝要です。

十月生まれ
良好運の時です。
人から信用を得て物事が成就します。
家庭の和が大切です。

十一月生まれ
平常運の時です。
坦々と仕事をこなして下さい。
礼儀をもって対処しましょう。

十二月生まれ
時期尚早です。
実力以上の物が求められています。
己を知り基礎から見直しましょう。

記:松田有央

写真:赤石光穂

 

占いと漢字はどっちが古い?

タイトルの占いと漢字はどっちが古いと有りますが、皆さんはどちらと思いますか?
余りにも古すぎて断定は出来ないのですが、状況証拠から行くと占いの方が古いと私は考えます。
先日、姓名判断の依頼を受けて画数以外に漢字の成り立ちを調べていたところ、面白い共通点を見つけました。
「祥」「義」「善」の共通点は何でしょうか?
答えは各漢字に「羊」の文字が入っているのです。
この「羊」が正に占いが古いとのカギになるのです。
「祥」とは、めでたい事や幸いを意味します。
「義」とは、思想道徳概念の良い正しいを意味します。
「善」とは義よ同様良い正しさを意味します。
この三つの共通点は良い、正しいとなるのです。
では何故占いと関連が?
この「羊」は実は神に供えた生贄の「羊」を表し、神へのお伺いの儀式や占いを示すもので、そこから神から得た答えは良い・正しいとの概念から現在の意味が形成されたのです。
となると、漢字の起源よりも前に占いが存在した事になりますね!
漢字の起源を知ると様々な当時の社会背景など知る事が可能ですね。
皆さんは、どんな漢字の起源をご存知ですか?

記:谷口 尚煕

恋する手相 ~金星環~

今年の春は、寒暖差が大きく花冷えのすることがありましたが、ようやく春本番、暖かな季節がやってきました。
春といえば出会いの季節でもあります。
以前にこのコーナーで、三大重要線(感情線、頭脳線、生命線)から見る恋愛志向や傾向の違いを書きましたが、次に参考とする線は金星環であり結婚線です。
恋愛は人の織りなすドラマで、素敵な出会いがあったり、成就せず悲しい恋であったりします。
今回は金星環から観る恋愛傾向を観ていきましょう。

金星環は中指と薬指を半月状に囲む線です。美的感覚、芸術センスに優れた方に表れる線です。
作家、詩人、ダンサー、役者、デザイナー、美術家に多く現れ、男性より女性の手に多く見られる相です。
感受性が豊かで繊細、感性と関わる線なので自然と異性への関心度が高くなります。
この線が全く出ていない方もいらっしゃいますし、薬指側だけとか切れ切れに複数表れる方もいらっしゃいます。
手相入門講座では金星環の線を見つけることが出来ない方が多くいらしゃいます。
見方としては、中指と人差し指を揃え指を伸ばした状態で手の平側にお辞儀させるとわかりやすいです。

1.一本くっきり、ハッキリ切り目が無くつながる。
情熱的に全てを投げ打ってでも恋に生きます。
愛のためなら命をかけてという方も珍しくありません。
この人と決めたら全身全霊を傾けます。

2.切れ切れであるが複数の線できれいな半月状となっている
恋に落ちるのも早く燃えるような恋をされますが、諦めるのも早い傾向があります。

3.線が細かく切れ切れ半月状がはっきりしない
気分にムラがあり、恋愛が長続きしない傾向があります。

4.土星環があり金星環の一部となっている。
困難や障害があっても愛を貫きます。
粘り強さがあります。
男性にこの線があるとストーカー要素が強くなり要注意です。

5.結婚線が金星環と重なる。
玉の輿線です。
素敵な出会いの後、幸せな結婚ができます。

等々、金星環から観る異性との出会いと傾向です。
皆様の恋愛傾向はいかがでしょうか?
ご結婚されている方は、赤い糸で結ばれたパートナーを見つけられましたか?
これからの方は、良い出会いが訪れますよう金星環くっきりハッキリした線を作って下さい。
中指と薬指を揃えて、手の平側にお辞儀する指運動を行うことで線が強くハッキリしてきます。
きっと運命の人の出現がありますよ。

記:玉木仁邦

四月の運勢

誕生月別 易占から観る四月の運勢

花 吹く

一月生まれ
金運が下降気味です。
急な出費が増えそうです。
将来への投資と考えましょう。

二月生まれ
慎重運の時です。
何事も期待通りには進みません。
手順に間違いがないか確認しましょう。

三月生まれ
平常運の時です。
仕事の優先順位を決めましょう。
効率よくはかどります。

四月生まれ
良好運の時です。
物事がスムーズに流れます。
目標を達成することができるでしょう。

五月生まれ
物事を客観的にとらえて下さい。
一歩引いて静観しましょう。
足るを知ることは大事です。

六月生まれ
好調運の時です。
よき協力者に恵まれます。
和を大事にしましょう。

七月生まれ
花に誘われて出かけてみましょう。
気分がリフレッシュします。
自分らしさを大切にして下さい。

八月生まれ
安定運の時です。
家業に力を入れましょう。
内部充実を図って下さい。

九月生まれ
自重運の時です。
風通しを良くして下さい。
トラブルの元は早めに片付けましょう。

十月生まれ
上昇運の時です。
地道に仕事をこなしましょう。
努力の先には成功が待っています。

十一月生まれ
停滞運の時です。
悩み、苦労が絶えません。
良き上司に相談してみましょう。

十二月生まれ
衰運気の時です。
予定外のことに遭遇しそうです。
身から出た錆とならぬよう慎重に行動しましょう。

記:松田有央

写真:赤石光穂

 

六十干支で見るプーチン大統領とゼレンスキー大統領

2月に始まったロシアによるウクライナへの侵攻。
国際社会を巻き込んだ対立は泥沼状態のままです。
この対立軸の人物として挙がるのが、ロシア大統領のプーチン氏とウクライナ大統領のゼレンスキー氏です。
ニュースなどの報道で、皆さんも人物像はイメージできていると思いますが、生年月日の生まれ日に割り当てられた六十干支で的確に読み解くことも可能です。
プーチン氏は丙戌(ひのえのいぬ)の日生まれです。
丙は火の陽。熱く燃え上がる炎のごとくカッとなりやすく感情の起伏が激しい。加えて戌は負けず嫌いの頑固者です。
ゼレンスキー氏は丁亥(ひのとのい)の日生まれです。
丁は火の陰。陰であるため炭火の如く灰を被って目立つ火ではありませんが、丙の起伏とは違いずっと燃え続ける継続性の強さが有ります。また亥は猪突猛進のブレが無いのも特徴です。
今年は壬寅年。壬は水の陽です。
両指導者は共に火の人であり、現状燃え上がっているわけで、今年の気の流れある水が如何に両者の気持ちを沈静化させてくれるかに期待を望むのみです。

記:谷口 尚煕

 

手相を観るのは左手?それとも?

手相は、「右手で観るか左手で観るのか」聞かれることが多くあります。
結論から申し仕上げますと、私の場合左右両手の要素全て参考にします。
ブログでも以前にも書きましたが、再度まとめて見ました、
手相の見方として下記のような説があります。

①男性は左手で、女性は右手で観る
②女性は左手で、男性は右手で観る
③右利きは左手を、左利きは右手で観る

まずは①の説です。
男性は左手で女性は右手で観るという根拠となるのは、東洋の占い陰陽説を由来としています。宇宙の根源となるものは、全て陰と陽の二つの気から生じるという考え方です。
上下、天地、男女、左右、大小、勝負、明暗、強弱、主従等々の対義関係になる二字熟語があります。例えば「天地」天は陽、地は陰、「男女」男は陽、女は陰、「左右」左は陽、右は陰といった具合で、男は(陽)=左手で(陽)、女は(陰)=右手で(陰)といったところが根拠となっているのです。

②の説は、脳の生理学、機能が起因とされ、右手の手相には左脳の働きが出るといわれています。
左脳には、論理的、計算、言語、社会的な思考が表れます。
右脳には、情緒的、直感的、やさしさ、思いやりなどが表れます。
ですから、社会的男性は右手で、やさしさの女性は左手でみるということが根拠となっています。
(現代では、社会でバリバリ働く女性もいらしゃいますし、ひらめきや直感力のある男性も数多くいらっしゃいます)

③も脳との関係で、右利き腕は良く使うから線の変化が多く左手が生まれ持った資質(左利きは逆)であるという考え方です。
それぞれの手相の右手を観るか左手を観るか考え方の根拠はお分かり頂けたと思います。

①、②、③説それぞれ一理はあるのですが、片手落ちの感は否めないですね。
やはり両手に表れる変化を観て、よりよい運気を引き寄せていきたいですね。

記:玉木  仁邦