手相の三大重要線のひとつに感情線があります。
感情線は、思いやりや優しさなどの感情のあり方や、愛情に対する姿勢、個人の性格などを表します。また、感情の状態も観る事ができます。
基本となる解釈としましては、先端がどの方向に向かっているか、長さはどうか、線の状態(切れ切れ、鎖状等)の在り方を観ていきます。
今回は、感情線の起点の位置から違いを観てみましょう。
手の平の約4分の1に位置するのを標準位置としてみます。
人間関係で受け入れる許容範囲がわかります。
1. 手の平の約4分の1に位置する
バランスがとれています。はっきりと自分の考え方に沿って判断します。
社交的であり、協調性を大切にします。
2.下部に位置する(指との間の面積が広い)
優しく人に対して許容範囲が大きく、意見や考え方の違う人とでも幅広く
お付き合いができます。
ただ、許容範囲が大きい分人間関係での悩みも出やすくなります。
守りには弱く、攻撃的な言葉や態度に傷つきやすい面があります。
3.起点が上部に位置する(指との間の面積が狭い)
孤高のタイプで、自分の理想像を追い求めます。
唯我独尊で、あまり人への関心が少ない傾向にあります。
また、人に対する思いやりに欠ける面もあります。
線の特徴と合わせて観ると、より関連性が高くなります。
【直線的】
カンが鋭く理論派で、物事を見抜く力があります。
感情表現もストレートです。
【曲線的】
ソフトな印象があり、精神的な部分を大切にします。
感情表現はソフトで、包み込んだ表現をします。
基本的な感情線の解釈と合わせてみると、さらに違った面が見えてくるかもしれないですね。
記:玉木 仁邦