凶の運勢は怖い??

四柱推命講座を担当してますと、生徒さんから必ず巡ってくる凶星の運勢をどのように対処すべきか質問を受けます。イメージ的に凶と言う名前が付くので、そのように捉えるのは、ごもっとも。確かに凶星の巡ってくるときは厄介ごとが目立って多いのも事実です。ただ、厄介ごとだけかと言うとそうでは有りません。凶星も良し悪しの表裏一体で良い一面もあります。
例えば通変星で最もパワーの強い「劫財」。この「劫財」は財を潰す意味が有り、年運として巡ってくると非常に出費の多い状況が発生したり、借金関連はNG。自我が強くなることで周りの人らと衝突しトラブルの連続など聞くだけでもガッカリしますね。ところが、この「劫財」は体力がみなぎる一面もあり、スポーツ選手などは好記録を残す良い流れとなります。私は昨年劫財の一年でしたがスポーツに専念した結果、ストレスを貯めることなく快適な一年を過ごす事が出来ました。スポーツに専念してなかったらストレス発散を散財に廻してたかもしれませんね。
このように、凶運が巡ってきても使い方次第では凶の流れに変化を加える事が
出来ますので、生かし方を考えれば凶運を恐れる事は無いですよ。

記:谷口 尚煕

20210220 劫財