手相を観るとき手のひらに刻まれた線を観るのがメインとなりますが、手そのものの膨らみも人それぞれです。
部分部分によって膨らんでいたりなだらかに窪んでいたり、そこに優しさ・強さ・情の深さを感じることが出来ます。
人差し指の付け根にある膨らみは木星丘(ジュピター丘)です。
この丘が発達している人は、野心家で闘争力が強いリーダー気質のある方です。
前向きで自分の目標へ向かって力強く突き進んでいる人は張り出しが目立っています。
ただし勇み足で守りに弱いところがありますので注意するといいですね。
また子指側の下、手首に近い部分の丘は月丘(ムーン丘)と言います。
この丘は理想・想像・アイデアを秘めていて、また芸術性・神秘的な意味があります。
膨らみのある人は想像 力豊かで感性に優れています。
ただ空想が過ぎると誇大妄想となりやすいので注意が必要です。
また親指の付け根、生命線の内側にある丘は金星丘(ヴィーナス丘)です。
二重生命線・スタミナ線が刻まれるこの丘は、体力・愛情・思いやりを表してします。
この丘が発達している人は健康上優れた体力をお持ちです。
ただ「自分は元気だから大丈夫。」と過信しやすい傾向がありますので注意が必要です。
また愛情面が強く性的エネルギーにも満ち溢れています。
人間としての魅力もある人でしょう。
時代性からでしょうか?
今の若い世代の方の手相を観ていますと木星丘・月丘・金星丘もそうですが、その他の丘も特に特徴がみられない人が多いように思います。
夢とか理想を描きにくく現状にしか目を向けられない様に観えます。
若さは永遠ではなく通過すれば取り戻すことは出来ません。
経験は少なくひ弱とは言え人生においてパワーに満ち溢れ吸収するには最適の時期、以後の自身を大きく作用する時でもありますので大切に過ごして欲しいですね。
自分の可能性に気付き、前向きな希望を持ってもらえるような鑑定をしていきたいです。
記:越山真知央