アマビエってご存知ですか?

新型コロナウィルスの影響で、市井の人々には様々な不安が生じていますね。そんな中、インターネット上である妖怪が話題になっています。
その妖怪は「アマビエ」。
最初、この話題が出たとき、てっきり私は甘海老の事と思っていました。笑
この「アマビエ」実は熊本に縁のある妖怪です。
江戸時代の瓦版に妖怪出現のネタがあり、そこに「アマビエ」が記載されているそうです。
内容は以下の通り。

【肥後(熊本県)の海に毎夜光るモノが現れるというので、役人が見に行くと、果たして図のようなモノが出現した。「私は海中に住むアマビエと申すもの。今年から6年間は諸国で豊作が続くが、病も流行する。早々に私の姿を写して人々に見せよ」と言って海中に消え去ったという。】

その姿かたちは、まるで半魚人のようだったそうで、後に人々の間ではその形を移したものに疫病除けの御利益があると語られたそうです。
その由縁から、ネット上では「アマビエ」のキャラクターを扱ったものが多用され、熊本ではキーホルダーが販売される人気ぶりとのこと。
ちなみに、マスコットという言葉有りますよね。
キャラクターの意味で認知されていますが、実は魔除けや幸運をもたらすモノと言うのが本来の意味です。
この「アマビエ」が新型コロナウィルス撃退のマスコットになるのも近いかもしれませんね。

記:谷口 尚熙

20200420 アマビエ