放縦線

手相には、ものの見方や考え方、性格や一生運の流れ等、様々な情報が詰まっています。また、健康状態を観る上でも、密接に関係しています。健康を見る時、三大重要線、手の色、健康線など総合的にみていかなくてはいけないのですが、今回は「放縦線」についてみていきましょう。
放縦線とは、小指側手の下部近くにあらわれる横の線です。不規則な生活が続いたり、生活のペースや体のリズムが壊れたりした時にあらわれやすくなります。また、徹夜での勉強や仕事等があればてきめんにあらわれます。当然のことながら、毎日お酒を飲み歩いているとか、遊び好きな方にもあらわれたりします。体が悲鳴をあげていると考えられます。
☆ 生命線を横切るようにあらわれる。
生命線を横切ることは、体のバランスが大きく崩れることを表します。病気、けが、事故に注意です。
☆ 月丘に数本あらわれる。
肝臓が弱っています。併せて月丘に赤い斑点があらわれる、手のひらが黄色く(黄疸)なっている。等同時にあらわれば要注意です。(手のひら全体が赤いのは多血体質です。高血圧、リュウマチ、糖尿病などにみられることがあります)
手相の三大重要線、健康線、手首線も併せてみることが大切です。
特にそれらの線に、断線、クロス、島、等イレギュラーがなく問題が無いようでしたら生活環境の見直しをして下さい。睡眠時間は充分に取れているかどうか、バランスの良い食生活を心がけているか、特に食事は五行を意識してとるようにして下さい。五行とは五行説のことで木、火、土、金、水でそれぞれに色が配置されます。木は青色、緑色、火は赤色、土は黄色、金は白色、水は黒色です。例えば、黒色の食べ物といえば黒ゴマ、ヒジキなどそれぞれをバランスよく摂ってください。放縦線といえば、暗いマイナスのイメージがともないますが、手相の変化をみることで、体を少し労わってやりなさい。「体のバランス、免疫力が落ちています」と大事になる前に、イエローカードが出たと思ってください。
この線があらわれた時はすぐに生活を見直すことが大切です。

記:玉木 仁邦