易にまつわる3の数字

易と言えば、筮竹をジャラジャラいじり天からのメッセージを
受け取る占いですが、この易の特徴を指し示す数字が3です。
まず一つが「易の三義(さんぎ)」
これは易の特徴を表すものが3つあり、それが「変易・不易・簡易」です。
変易は、あらゆる事象は常に変化をする。
不易は、あらゆる事象は変わらない規則性がある。
簡易は、あらゆる事象は単純明快に分かりやすい。
易は変化を分析した書であり抽象化したものです。
春夏秋冬の変化は、三義を示す良い例ですね。
もう一つが「三易(さんえき)」です。
三易とは「連山易(れんざんえき)・帰蔵易(きぞうえき)・周易」です。
一般的に易と言えば周易ですが、同じように八卦を扱うものが周易以外に2つあり、それが連山易、帰蔵易で起源は周易よりも古いと言われています。
しかし、この2つは古代の書に占いとして使われていたとの記載が
あるだけで、実態は謎のままです。
最近では墳墓から三易の一部をおさめた書物が発掘され研究が進んでいるとのこと。
三易の内容について研究が進むと、周易についても解釈などで大きな変化をもたらしそうですね。

記:谷口 尚熙