渋沢栄一氏の手相

新札の発行が24年ぶりに決まりました。 1万円札・渋沢栄一氏、5千円札・津田梅子氏、千円札・北里柴三郎氏に決定されました。 渋沢氏は日本資本主義の祖とよばれ、初めて経済人からの登場となります。 また、後の津田塾大学創設、女性の地位向上に貢献された津田氏、細菌学者北里柴三郎氏が選ばれました。 渋沢氏は江戸生まれ、明治政府設立後の日本において多種多様500社以上の企業設立に関わりました。 第一国立銀行ほか、東京瓦斯、東京海上火災保険(現:東京海上日動火災保険)、 王子製紙(現:王子製紙・日本製紙)、田園都市(現:東京急行電鉄)、秩父セメント(現:太平洋セメント)、 帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所等々、日本資本主義に第一の祖と呼ばれています。 個人の儲けではなく、公益の考え方に徹し、篤志家としても活動されました。

手相は観てみますと、頭脳線は手首から感情線の中間位置より上部方面に向かいます。 行動に無駄がなく処理能力に優れ、テキパキと仕事をこなします。現実的、合理的、論理的です。 頭脳線と生命線の起点がはなれています。 決断力があり積極的に行動し、人に頼らず自分で運を切り開きます。 手の出し方は5本の指をきれいに揃えて出されています。 几帳面で冷静沈着、落ち着いているのでチャンスを掴みやすく お金もしっかり貯まります。 運命線、太陽線、財運線が、漢字の川の字のように並んでみえます。 ①仕事運、②金運・人気運、③財産運に恵まれる線となります。 戦後の資本主義日本の第二の祖といわれる 元新日鉄会長・永野重雄氏の手相には三奇線があり、時代が違えども運気の強さが手相に出ています。 又、渋沢栄一氏のご子息と永野氏長兄が大親友といったこともあり、不思議なご縁つながりがあったそうです。 渋沢氏と同じように、永野氏の手の出し方も5本指を揃えている相が残っています。 新1万円札は、2024年の発行予定となります。 令和新時代を迎え、日本の力が世界で発揮できるよう願っています。

記:玉木 仁邦