以前にこのブログにて、命(めい)についてのお話をしました。
その際に命(めい)とは天から与えられしモノと言う意味について語ったわけですが、四柱推命に於いては便宜上、命を2種類に分けて考えます。
それが宿命と運命です。
宿命とは、人の生年月日に与えられた性質や才能で変更が効かないモノ。
運命とは、巡ってくる天が作り出すムードで自身の判断で結果が変わるモノです。
運命を「さだめ」と言う言い方で、変更が効かないようなイメージが有りますが、四柱推命上では運命は巡ってくる性質および特徴のみ指し示すので決して確定事項としては取り扱わないのです。
この「さだめ」に当てはまるのが「天命(てんめい)」になると考えられます。
占いの分野では確定事項で答えの出る「断易」が天命を探る分野に入りますね。
先日、福岡の四柱推命講座の生徒さんとお話ししてましたら、受講の動機が正に天命では?と思わせる内容だったのです。
その生徒さん自身は、全く占いの類には興味が無く、登山などのアウトドアを好まれる方だったのですが、長野へ登山に行った際に松本市にある「四柱神社(よはしらじんじゃ)」に何気なく立ち寄ったそうです。
それから間もなくカルチャースクールで四柱推命講座の募集案内を見た際に、頭の片隅の四柱神社が思い起こされ、講座が非常に気になったらしく、それを動機に受講。占いの魅力にドップリ嵌まり、今では福岡教室の最古参レベルの生徒さんに。笑
元々占いが好きとかの動機は良くある話ですが、四柱の名称が動機とは。笑
これこそ、宿命や運命の枠から離れた「天命」の分野になるんでしょうね。
皆さんは「天命」感じ取った事有りますか?
記:谷口 尚煕