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家相

家相で最上とされるのはどんな土地のことを言うのでしょうか?
中国思想の“四神相応(しじんそうおう)の地”という考え方があります。東に川が流れ、南に平坦地、西に大きな道、北には山がある地形をいい、都を開くには最適の縁起の良い土地とされてきました。“四神”とは東に青竜、南に朱雀、西に白虎、北に玄武の事でそれぞれ四方位を司る神獣であり、中央の“黄帝”を守護すると考えられていました。この吉相“四神相応の地”は古代中国や日本の支配者も都市づくりに利用し、長安、平城京、平安京、江戸などがそれに基づいて作られました。この様な古代より長く栄えてきた土地は、不思議と天災が少ないようです。
現代の日本でこのような吉地を選ぶことは現実離れした話ですが、自然のバランスが崩れているような土地は避けた方が良いでしょう。山があっても樹木のない土地、平坦であっても川が遠く植物にも勢いがないような痩せ地は避けた方が賢明でしょう。

次に土地を選ぶ時にはどんな事に注意すればよいのでしょうか?
まず土地の下見をする場合には、天候の最悪の時を選びましょう。晴天の下ではどんな場所も良くみえてしまいます。大雨の日や酷暑、大雪の日にこそその土地の本来の姿を知ることができるのです。
簡単な土地の良否の見分け方は、その土地の歴史を調べることです。古くから開け代々人々が住み続けてきた土地はやはり魅力のある土地でしょう。縄文時代の貝塚や弥生時代の遺跡は、素晴らしく住環境の良い所に見つかっています。逆にずっと開墾されなかった土地は、魅力のない土地と考えられます。もうひとつ、古くからの“地名”に着目しましょう。現在は改名されている所も多いので要注意です。たとえば東京の自由が丘は、かつては碑(ひ)衾(ぶすま)村字灰(はい)野良(のら)と呼ばれていたそうです。改称して人気の街になりました。「滝」や「崩」のつく所は過去に自然災害が発生しているところが多いようです。

家相では「尾先、谷口、宮の前」といって、山の尾根先の崖下や谷の出口、寺社の門前に住むのを戒めています。“宮の前”というのは、よそ者が沢山入り込むので宅地には向いていないからです。“尾先”は崖崩れの危険性があり、“谷口”は鉄砲水の危険性があります。
先日も広島で甚大な被害があり誰もが胸を痛めました。その度に自然の驚異を前に、人間の無力さを思い知らされます。私たちに出来ることは、過去の教訓から学び、智慧を絞り、対策を練り、備えることしかありません。ハザードマップで今一度自宅周辺を確認しておきましょう。
参考文献:清家清著 現代の家相

記  丹羽央璃

手相が語る貴方の恋愛運~頭脳線~

今回は、前回に引き続き手相が語る貴方の恋愛運について少しお話をしてみましょう。

結婚線は有名ですが、恋は感情の織り成すドラマです。そこには駆け引きが存在し、その人の恋愛に対する考え方が影響します。

今回は頭脳線から貴方の恋するパターンを観てみましょう。

頭脳線は親指と人差し指間から始まり、てのひらを斜めに横切る線です。名前の通り才能や精神的活動能力、日常の関心事を表します。また、その方の思考傾向や判断力がわかります。

まずは頭脳線の末端の方向がどこに向かうかで観てみましょう。

手首付け根から感情線の起点(小指下部側)までの長さを半分にした中間位置を基準にして下さい。
 

1. 頭脳線の末端が向かう方向は?

【中間にむかう】
グループからも信頼され、バランスの良い方です。気の合う友達、同期の集まりやサークル仲間から恋に発展します。友達感覚で、安定感のある方がよいでしょう。

【中間より下にむかう】(大きく下垂)
白馬に乗った王子様を待ちこがれています。理想は高くロマンティストな方です。自ら思いを伝える事はなく、精神的なものを重視します。芸術や音楽を通じて、ライフスタイルをお互いに高められ人がよいでしょう。

【中間より上部にむかう】
理路整然とした答えを求めがちで、現実を重視します。職場やフィットネス倶楽部など、身近な人から条件に合う方を選び戦略的にアプローチします 。駆け引き上手です。ただしお互いのプライバシーを尊重し大切にできる人がよいでしょう。

【ますかけ線】
成功者に多い線ですが、こと恋愛関しては苦手な方が多くいらっしゃます。恋愛への関心は強いのですが、プライドが邪魔します。パートナーになれば男女とも献身的に尽くしますが、より以上に相性を選びます。才能を上手く刺激する相手の出現で一夜にして大成功も夢ではありません。
 

2. 次に頭脳線と生命線の起点を観てみましょう。

【離れている】
良い意味で自分の世界を大切にされます。恋も自分高めていく要素のひとつとなります。積極的なので自ら告白することもあるでしょう。自分に正直で真っ直ぐなので、誤解を受けやすいこともあるようです。何より貴方を理解してくれる男性(女性)が良いでしょう。

【重なっている】(1cm位)
恋の冒険はしません。気の合う友達感覚でいつも理解し合えることを大切にします。結婚となると常識的で世間体を気にする傾向の方があります。相手は自分の気持ちを言葉にできる方で、自立心の強い方が良いでしょう。

【重なっている部分が長い】(1cm以上)
慎重過ぎるあまり、なかなか自分を出すことができず素直な気持ちを伝えたり甘えたりするのに時間がかります。自らの気持ちを伝えるのが苦手ですが、相性の良い方が見つかればとことん尽くします。気長に付き合ってくれながら、長所をうまく引き出してくれる方が良いでしょう。
 

頭脳線から恋するパターンを観てみましたが、当てはまるものはありましたでしょうか?

手相は毎日変わります。変化を読み解くことで毎日が楽しくなります。

しあわせの形は人によって様々です。

ぜひ、ご自身の恋するパターンを知って、素敵なパートナーとの出会いにつながるようにと願っています。

 

 記:玉木仁邦

九月の運勢

誕生月別易占から見る九月の運勢

一月生まれ
メインでなくサブとしての役割に適した時です。
尊敬できる方からのアドバイスを元に行動しましょう。
しかし利害関係で判断することは誤解を招くので要注意を!

二月生まれ
少しずつではありますが吉運へと向かいます。
急がず焦らず土台を築くことが、いずれ功を成すポイントとなります。
南方位に追い風となるエネルギー源が潜んでいますよ。

三月生まれ
会話弾み和やかに過ごせます。
相手の良いところはどんどん褒めてあげましょう。
きっと気になる人との距離も近くなりますよ。

四月生まれ
家庭円満を心掛けましょう。
普段身近すぎて素直になれないこともあるでしょうが、家族がいてこその自分です。
愚痴は最小限にとどめ、「ありがとう。」の言葉で感謝の意を伝え基盤を強くすることです。

五月生まれ
思いどおりに伝わらず我慢を強いられる時です。
正論も通らず、孤独感に苛まれるかもしれません。
しかし一時の暗雲とみてよし、次第に見通しが立ち苦労が報われるでしょう。

六月生まれ
周囲との調和を大切にすることに傾注しましょう。
自我の強さを押し通さず、感情的にならないことです。
暦の上では秋、芸術に触れ人生観を豊かにすることで良い方向へと導かれます。

七月生まれ
あなたらしさが発揮できず「何で?」と焦りが出るかもしれません。
向上心溢れる気持ちが空回りすることの無いように、今は表立たず内面を磨きましょう。
『戦わずして勝つ』勇み足にならず一歩引くことで難を逃れます。

八月生まれ
お付き合いが忙しくなる時です。
くれぐれも食べ過ぎ飲み過ぎには気を付けてください。
秋の味覚を感謝の気持ちでいただくことが開運のポイントです。

九月生まれ
表立った活躍とならず、不平不満を抱えやすいときです。
今は地道に周りを支えること、常にあなたの存在は必要とされています。
もやもやした気持ちは一掃すること、澄んだ心が開運へと導きます。

十月生まれ
じっくり静寂な気持ちで物事を見つめる時です。
ご自身を振り返り、今後の方向性をもう一度見直すのもいいでしょう。
秋も深みを増す時期、旅行を通し気分を変えることもお薦めです。

十一月生まれ
すっきりしない気持ちには必ず問題が潜んでいるものです。
そのままスルーせず解決していくことで、前途は明るいものになります。
不満は溜め込まず信頼できる人に聞いてもらいましょう。

十二月生まれ
諦めきれないまま置き去りになっていることはありませんか?
再チャレンジに良い時期が巡って来ました。
直感が冴える時、自信を持って決断しましょう。

 

記:越山真知央

姓名判断

 

姓名判断の歴史はまだ浅く、明治以降になります。しかしその的中率は世間一般で思われている以上のものがあります。

姓名判断をする上で最も大切な見落としてはいけないものに、その漢字の持つ意味があります。漢字やひらがなは、占いの文字から派生したという歴史があり、その成り立ちには意味が込められています。小学生向きの漢和辞典には成り立ちが図解されているものがあるので参考になるでしょう。

 

第二に五行(木・火・土・金・水)を観ます。やや専門的になりますが、天運位・人運位・地運位の相生・相克・比和という観点から占います。

 

第三に画数を観ます。姓名の中心部分である人運位(姓の下の文字と名の上の文字を足したもの)の画数と総画数の吉凶は重要です。それぞれの画数には意味があり、例えば24画は繁栄運であり、金銭に恵まれる大吉数のひとつです。

ここで画数の出し方が重要です。流派によって異なりますが、旧字体である正統派で数える事がポイントです。

 

四柱推命は生まれ日で決定するので変える事はできません。しかし姓名判断はこちらに選択権があるのです。

子供の命名や社名などをつける時には、良く吟味して“思い”をのせて選びましょう。

 

記  丹羽央璃

手相が語る貴方の恋愛運~感情線~

今回は手相が語る貴方の恋愛運について少しお話をしてみましょう。
手相の中でも結婚線は有名ですが、 感情線からも判断できるのです。
恋はまさしく感情が織り成すドラマ、 貴方の恋するパターンを観てみましょう。

感情線は小指下部より人差し指方面に伸びる線です。
名前の通りその人の思いやりや優しさ、愛情に対する姿勢を表します。
また個人の性格や今の気持ちがでます。

1.感情線の長さ(先端)を観てみましょう。

【人差し指と中指の間に向かう】
相手に対して心の優しい思いやりのある方、良い意味で常識的です。
やや気を遣いすぎる傾向があります。
思い切って相手の気持ちに飛び込んで行く勇気も必要でしょう。

【人差し指の下まで伸びる】
冷静な判断力が あり、恋愛感情をあまり表に出しません。
恋の駆け引きを楽しみながら相手を見つけます。
じっくりと構えるのでチャンスを逃すこともあります。

【中指の下までで止まる】
非常にセンスのある方で、大恋愛をします。
好き嫌いがはっきりしています。
ただ熱しやすく冷めやすい傾向があります。

【中指に向かう】
自分中心の世界感を持ち優先する方です。
相手に対しても同じ価値観であることを望みます。

【先端が第一火星丘に向かう】
よく相手の世話をやきます。
お節介やきの面もあります。

2.感情線からの支線を観てみましょう。

【上向きの細かい支線がでている】
明るく 前向き な恋をします。
相手に対しても些細なことでやきもちは妬きません。

【下向きの細かい支線がでている】
相手の事がいつも気にかかります。
やききもちを妬きやすい傾向があります。

【先端が二又、三又に分かれている】
ずばりおもてになります。
寛大な心を持ち、相手の方を成功に導きます。
意識せず接しているのですが、勘違いからやきもちを妬かれやすいです。

貴方に当てはまるパターンはありましたか?
手相は毎日変わります。
また変化を読み解くことで毎日が楽しくなります。
9/10更新ブログでは、頭脳線から貴方の恋するパターンを観ていきましょう。

記:玉木仁邦

八月の運勢

誕生月別易占から見る八月の運勢

 

一月生まれ
かつて思いが復活する時です。
断念したことにもう一度チャレンジ入してみませんか。
芽吹きの手前のような軟な時、急がず焦らずがポイントです。

 

二月生まれ
心にわだかまりはありませんか。
問題があるのなら早めに解決しましょう。
ただし強行ではなく和を基調に進めることです。

 

三月生まれ
暑い夏、知らず知らずのうちに体内の水分は放出されています。
急な脱水症状を起こさないよう、暑さ対策を入念にしましょう。
まめな水分補給を心掛けて下さいね。

 

四月生まれ
疲れを溜めないよう注意が必要です。
栄養価の高い食品を摂ることで夏バテ防止に努めて下さい。
日焼けによる皮膚トラブルには気をつけましょう。

 

五月生まれ
無理難題に追われ不平不満を言ってしまいそうです。
思いが報われない程しんどいことはありません。
しかし今は辛抱の時、冷静になって状況の変化を待ちましょう。

 

六月生まれ
目標に向かって頑張ってきた方は十分な備えが出来ていることでしょう。
しかし今は現状維持でいることです。
勇み足にならず、もう一度世間に目を向けて下さい。

 

七月生まれ
頑張りが認めてもらえず空しい思いをしそうです。
残念ながらあなたの熱意は今、日の目を見る時ではありません。
今は準備計画の時期に最適なので、更に磨きをかけ発揮の時を待ちましょう。

 

八月生まれ
好機の時は配慮に欠けることが心配されます。
思い通りに事が運ぶ現状に感謝しましょう。
ハプニングがあっても慌てずに、おのずと時が解決してくれます。

 

九月生まれ
自分の行いを振り返り、反省すべき点は大いに反省しましょう。
問題ごとは長引かせないこと、早期解決がポイントです。
リフレッシュした時、新しい風があなたに注ぎ込むことでしょう。

 

十月生まれ
恋愛運が順調で、ついつい開放的な気分になりそうです。
相手を見た目でだけで判断するのではなく真の目で見極めましょう。
一過性の思いで羽目を外すことの無いよう甘い誘惑には注意して下さいね。

 

十一月生まれ
早まった決断は波乱を招きます。
心に迷いがあり揺れ動いていませんか。
信頼のおける方のアドバイスを素直に受け止め、方向性を定めましょう。

 

十二月生まれ
今まで成果が上がらなかったことに光が見えてきます。
努力を怠ることなく、誠実に対応することです。
やがて形となり充実感が得られることでしょう。

 

 

 記:越山真知央

 

 

運は食にあり Ⅲ

 

観相師である水野南北が「人の運は食にあり」と唱えたのは江戸後期のことです。

概略を説明しますと、彼は幼少期に孤児となり十歳の頃から飲酒を始め、十八歳の頃盗みを犯し入牢します。そこで囚人と娑婆の人間との間の人相に極だった違いがある事に気づき、観相に興味を持ちます。

出獄後易者に自分の人相を見てもらったところ、険難の相とあと一年の寿命を告げられ、避けるには出家しかないと教えられます。しかし住職は一年間、麦と大豆だけの食事を続けないと入門させないと断ります。

命惜しさに約束を守り再び易者に会うと「険難の相が消えた。何か大きな功徳を積んだに違いない。」と驚かれ、食生活を改善したいきさつを話すと「それが陰徳を積み、相まで変えたのだ。」と言われたのです。

まさにこの体験が観相師としての原点となり、「食生活が運命をも左右する」という哲学に目覚めさせたのだと思います。

晩年には相法においてに日本中祖の号をおくられ皇室のひいきを受け、財を得る事が出来ました。

 
今と250年前の食生活ではあまりに差が大きく、そのまま当てはめる事はできませんが、その精神は現代でも大いに参考になると思います。いくつか要約を箇条書きしてみます。

 

・  病身短命の人は日々朝日を拝めば長寿を保つ事ができる。

・  美食を続けると消化器系の病気になる。

・  肉体労働者は大食しても良い。

・  吉相でも碁、将棋、遊芸を好むものは出世しない。

・  高齢者の肉食は害が少ない。

・  立身出世の後、相応の裕福を得てからの飲食を楽しむことは良しとする。

・  粗食の者は貧相でも幸運をつかむ。

・  食べ残すことを陰徳とし腹八分の状態であれば食べないことが陰徳を積む。

・  現世に食を慎めば来世に果報を得る。

・  食を慎む事により五臓が健やかになり、身体が健康になれば気力がみなぎり、それに運も開ける。

・  夜なべは大凶、朝寝坊は貧窮短命。

・  五穀と塩に宿る神ほど尊い神はない。

・ 長生きし子宝を得ようとする者はまず水を大切にすべきである。

・  相貌が良くても火を粗末にする者は生涯立身出世しない。

この様に水野南北は食という観点から人間の運命を解き明かしているというところが大変興味深く感じました。

 

記  丹羽央璃

お金持ちと手相

先日、カルチャー教室で『お金持ちの手相.運の良い人の手相講座』と題して2回に分けて講座を致しました。

お金は私達にとって大切なものであり、無くてはならない日常生活上とても必要なものです。なければ困りますし、沢山あるからといって必ず幸せになるとも限らないみたいですね。お金には熱があり、人それぞれ扱える金額が決まっているとも言われています。場合によっては許容量を超えると大やけどするようなケースに陥る危険性もあります。

実際にアメリカで大成功をおさめたスポーツ選手の約6割は、自己破産してしまう傾向があるようです。破産したアメリカの元スポーツ選手の話を例に取り上げますと、現役時代にはお金を使ってもすぐにまた収入があるという状況にあるので、それほど心配することもなくどんどん使っていきます。しかし現役を終了した矢先、お金が減っていく恐怖に襲われる心理状態に変化するそうです。不安に駆られた衝動もありプロの投資家に依頼して資金運用をしようと企てるのですが、過去の栄光にとらわれ、ちやほやされた派手な生活は急には変えることができず、ハイリスクハイリターンな資金運用をして失敗するパターンだそうです。

また、日本でも宝くじの高額当選者には、「その日から読む本、突然の幸せに戸惑わないために」と小冊子が配布されます。内容は宝くじで高額当選したことによって以後の人生が狂わないための心構えなどが、臨床心理士、弁護士、ファイナンシャルプランナーなどの助言を元に書かれています。それでも当選者の多くの方は「自分は運が良いから、多少は使っても又当たるから大丈夫。」などと過信し、浪費に流されるようです。

お金の儲け方に着眼しても人それぞれです。

バブル期の華やかな事業から高齢化という時代背景に合わせ転身された方、金銭を追い求め物言う株主として大成功された方などどうでしょうか?かつて時代の寵児として名を馳せたH氏の全盛期の手相は、ますかけ線で太陽線は生命線まで届き、自身のオリジナリティで稼ぐことの出来る運の良さを物語っていました。しかしながら誰もが大成功と思った矢先にインサイダー取引で逮捕され、当時のニュースで騒がれたことはみなさんご周知の通りです。まるで易経の卦の一つ、乾為天の上爻「亢龍悔い有り。」の如く、天から地へと突き落とされたような現実でした。

それに対して経営の神様として称えられた松下政経塾の創設者・松下幸之助氏、国を憂い日本の資本主義の祖として名を遺した渋沢栄一氏、日本財界の雄として活躍した新日鉄元会長・永野重雄氏など立志伝中の人物の手相を観ると一定の共通点があります。それは三大線がはっきりしている、金星丘の膨らみが特に大きい、また木星丘をはじめ各丘の豊かさがある、運命線・太陽線・財運線が強く針の様に刻まれている、もしくは起点が同じ三奇線であったり、きれいに並行して走るなど運気の強い強い手相が特徴的です。素晴らしい手相をしてるから成功したのではなく、ご自身の才能を社会のために尽くしてこられ、本当の豊かさは何かと気づいていたからこそ、力強い手相となり成功なさったのだと感じます。実際に物よりも奉仕事業などに貢献し、人材を大切にしたことでも名声があります。

いつの時代も、人のお金に対する物質的な気持ちというのは際限なく広がるものです。しかし物欲・金銭欲だけを追求しても本当の意味での喜びとはならないようですね。

今回お金持ちの人の手相、運の良い人の手相を観ながら人の豊かさとは何か、改めて感慨深く思いました。

 

記:玉木仁邦

七月の運勢

誕生月別易占から見る七月の運勢

 

一月生まれ
ご自身の力量をわきまえ、行動していくことが大切です。
不可能と思うことには着手しない判断で吉です。
今までの努力が無駄にならないように守りに徹して下さい。

 

二月生まれ
今までの努力が形となり充実した気分になれます。
ひとまず頑張った自分を褒めてあげて下さい。
満足することなく、次の目標を打ち出しましょう。

 

三月生まれ
今まで備えてきたものを遺憾なく発揮する時です。
内部に留まらず外部への発信を意識しましょう。
自らの経験と実力がものをいいます。

 

四月生まれ
気持ちが定まらず、揺れ動く運気です。
誠意のない適当な返事は信用の失墜になりかねません。
心の隙を見せないように気を付けましょう。

 

五月生まれ
積み重ねた努力は無駄ではありません。
ただ、もうひと押し念には念を入れることです。
底力と忍耐が、より以上の結果をもたらしてくれます。

 

六月生まれ
新しい希望を見つけスタートしたい時ですが、遮りが邪魔をしています。
何も企てずに曖昧な気持ちのままでは行き詰ってしまいます。
今は準備計画の時と捉え、秋頃を目標に備えましょう。

 

七月生まれ
外面では隠せても空虚さが漂う運気です。
内面充実に心掛けましょう。
熱さが増す時期ですし、美味しいものを食べて心も体も元気に!

 

八月生まれ
順風満帆に事が運び、昇進・出世のチャンスがきました。
一歩前に出ての発言も勢いを増し伝わるでしょう。
敵を作らず細心の注意を払うことで好機を保ちましょう。

 

九月生まれ
志同じくする仲間に恵まれます。
抜き出るのではなく、和気あいあいと馴染むことがポイントです。
お互いに向上心を養える関係を築けるでしょう。

 

十月生まれ
食事を意識して運気アップしましょう。
親しい方との交流にも積極的に設けましょう。
調子に乗り過ぎて羽目を外すことのないように、誠意を持った発言が幸運を呼びます。

 

十一月生まれ
賛同が得られず、仲違いの起こるときです。
無理矢理押し進めることは周りの反感を買うことになります。
ひとまず留めること、引く勇気が問われます。

 

十二月生まれ
あなたの実力・魅力が発揮できず、もどかしい思いに駆られます。
今は光を放てない位置の運気です。
焦らず自分磨きの時期と置き換え、底力のある輝きを備えましょう。

 

 

記:越山真知央

 

 

運は食にあり Ⅱ

 

 

 

「食べ物だけで余命三か月のガンが消えた」 高遠智子著

もうお読みになりましたか?題名だけでグッと引きつけるものがあり、ずっと気になっていた本

です。ガンは一生のうちで二人に一人がなると言われており、まさに現代の国民病となっていま

すね。

 

この本は単なるレシピ本ではありません。スキルス性末期ガンを宣告された若い女性が死を覚悟

して、最後の夢(モネの庭園を見たい)を叶えるため車いすで単身渡仏します。そこでたまたまモン

マルトルのマルシェでトマトをかじった時、抗がん剤の副作用で乾いていた唾液が溢れ出て「食

べ物で病を治せるかもしれない」と直感するのです。

 

そこで彼女のとった行動には脱帽です。食の都パリで料理を学ぼうとリッツエスコフィエの門を

叩き、断られても諦めずに入学の許可をもらいます。

おそらく体は極限状態だったことでしょう。しかし “毎日、幸せ ”な心で食を学び続け四年後には

フレンチガストロノミー上級ディプロマを取得するのです。体は再生を続けてほとんどのガンが

消えていきました。

その後中国に渡り国際中医膳師免許を取得し、食で細胞が活性化することを体感します。

 

この本はガン闘病中の方や食の大切さを理解している方には福音となるでしょう。

私自身も姉をスキルス胃癌で亡くしているのでとても興味深く一気に読んでしまいました。

 

食の大切さと共にこの本のメッセージにはもう一つ大きな事が込められています。

“これがやりたい”という目標を持つことが、生きるエネルギーとなり、奇跡をも起こすということです。

 

記 丹羽央璃