土用の丑の日

土用とは、四季の中にある立春・立夏・立秋・立冬までの18日程の期間です。

土の気が盛んになる期間とされ土を掘り起こすような作業は忌む期間とされていますし、また季節の変わり目にもあたりますので、体調面には注意することが必要とされています。

土用といえば夏の「土用の丑の日」が一般的によく知られています。

今年は7月19日から8月7日の立秋を迎えるまでであり、暦を見ていただくと分かる通り「丑の日」は7月22日と8月3日の二日あります。

鰻を食べる風習は江戸時代、学者の平賀源内氏がこの時期の売れ行きに困っていた鰻屋にどうしたらよいものかと持ちかけられ鰻を食する日として掲げたとされる説があります。

他にも「う」のつく食べ物を食する習慣がある地域もあるようですね。

今年は梅雨明けも早く、直後より気温の高い日が続き、例年にない暑さにみまわれています。

各所で熱中症が原因で倒れる方も多く、あらゆるところで暑さに気をつけるようにと警告しています。

水分補給することも勿論ですが、栄養価の高いものをいただいて体力をつけることも大切ですね。

鰻は水の中に生きるもので五行に置き換えると水にあたり、暑い夏は火にあたります。

水は火を剋し水剋火となりますので、五行のバランスから考えましても暑い夏に鰻を食べる風習は理に適ったことなのかもしれません。

 

陰陽説

「陰陽」とは天地間の万物を作りだす、陰と陽の二気をいいます。「陰」とは元来、山や丘の日光の当たらない所、日陰の意味です。

「陽」とは元来、日光の当たる方の山側で、日向の意味です。

陰陽説というのは、森羅万象、宇宙のありとあらゆるものは相反する陰と陽の二気の働きによって消長盛衰するのであり、この二気の働きによって、万物の事象を理解し、また将来までを予測しようという世界観であるということができます。

 

すなわち、陰と陽の二気が互いに消長し、また調和して自然界の秩序は保たれています。これと同じように道徳、政治、日常の生活などの人間の営みもすべて陰陽二気の変化に順応することで、秩序は保たれているのだと説きます。

 

これは道徳の根元と天と人との一体を主張する中国の根本思想の現れです。やがて、この思想は易に取り入れられ、その基本原理となりました。

 

たとえば、太陽が陽なら月は陰です。天が陽なら地は陰です。男が陽なら女が陰であり、昼が陽なら夜は陰、暖・寒・・・といった具合に区分していくのです。この区分法は、現代のコンピューターに用いられている二進法と同じで、非常に論理的で明快な区分法であるところから、中国思想の根本となりました。

 

7月の運勢

 

1月生まれ 何ごとも自然の成り行きに任せ、受け身に徹するときです。

天の意志にまかせましょう。

 

2月生まれ 万事計画をたて、準備を整え、辛抱強く物ごとを成し遂げることによって、いろいろなことが良くなってくるでしょう。

 

3月生まれ 表面はよく見えても、難問がたくさんある時です。早く悩みをとりのぞき、改善するために決断が必要なときです。

 

4月生まれ 一歩一歩焦らず着実に事を進めるのが吉。達成するまで時間がかかりますが、焦らず、止まることなく、粘り強く進めて行きましょう。

 

5月生まれ 気持ちには勢いがありますが、現実は希望どおりにならない時です。内部の充実に目を向けて、謙虚な気持ちが必要です。

 

6月生まれ 物や人も集まり、賑やかで活気がある時です。迷いも多いですが、目的を絞り、意志表示を明確にすることで、運が開けてきます。

 

7月生まれ 障害が多く、多難な時です。障害を克服する努力が必要です。なまはんかな気持ちではなく決断力が大切な時です。

 

8月生まれ 現在の状況を守る時です。こつこつと地道な努力が吉。新規計画や冒険は慎みましょう。交渉ごとは努力が必要になります。

 

9月生まれ 目的はすでに達成している時です。これ以上の欲を出さないで、現状に満足しましょう。

 

10月生まれ やる気満々で物ごとが前に進むときです。ただし、欲にかられ      て動くと、不正の過中に巻き込まれます。上司や目上の人に協力するといいでしょう。

 

11月生まれ 大きなことや新規のことを行わないで、今やっていることを掘り下げて、受け身になり、慎重に行動しましょう。

12月生まれ 目の前の利益よりも先のことを考える時です。しかし、誠意を持って臨めば、思わぬ助力を得られ、難なく利益の得られる時です。

 

 

 

 

日本人にご縁のある漢字

6月も後半に入り、今年も半年が過ぎようとしています。

 陰暦で6月は水無月(ミナヅキ)と称されます。

 一見「水の無い月」と首を傾げる方もいらっしゃるでしょうが、「無(な)」は連体助詞の「の」にあたりますので「水の月」という意味が込められています。

 田に水を注ぎ込む時期であり、季節では梅雨にあたいしますので、一年の中でも「水」に縁のある月ですね。

 日本では弥生時代に始まった農耕ですが、神戸市内では田んぼを見かけることが少なくなり、あちこちから聞こえてきた蛙の鳴き声も今となっては懐かしいです。

 「田」という漢字は、日頃目にする機会が多いと思います

 例えば身近な人の名字に「田」の付く人は多いですね。

 田中・吉田・山田・池田・前田・藤田・福田・太田・松田・原田・和田・・・と沢山思い浮かびます。

 同時に地名にも多くみられる漢字の一つでしょう。

 現存する日本最古の文字は、三重県嬉野町(現在の松阪市)貝蔵遺跡で出土した2世紀末の土器に墨書されていた「田」であるとされているとされています。(ウィキペディアより)

 「田」とは象形文字であり、四角く区切った平らな田や畑を描いた文字です。

 そのまま「田」にゆかりを持っていることで名字・地名とも決定されたのでしょう。

 私たち日本人の主食であるお米を作る「田」は食を豊かに他の食材と幅広くつながる原点であり、なくてはならない存在です。

 米所では「恵みの雨」と崇められる雨、美味しいお米を頂くために歓迎したいものです。

 

暦好きの日本人

毎年、運勢暦、開運暦というものが、数百万部の単位で売れているといわれています。

なぜ、日本人は暦が好きなのでしょうか。

例年、夏すぎからすでに各種の暦本が発売され、歳末ともなれば、いろいろな暦やカレンダーが書店で売られています。

祭りの研究家によると、日本人ほど祭り好きの国民はいないといわれていますが、暦の研究家によると、日本人ほど暦好きの国民はいないといわれています。

江戸時代においても幕末には450万部は刷られていたといわれています。
昔の暦師によって日本各地で出版された暦はその時代には一大出版産業というべき規模でした。

日本人は暦がなぜ好きなのか、日本人の自然や四季の移ろいに対する、ある種の感情に根付いたものというか「昨日は今日に非ず」といった人生観、この世に対する考え方に裏打ちされたもののようです。

このように日本人は世界に類を見ないほど暦が好きな民族です。

6月の運勢

誕生月別易占から観る6月の運勢

1月生まれ
勢いのある時です。今までやってみたいと思っていたことを即決の方針で進めるといいでしょう。ただし、即決の中にも慎重さを忘れないように。

2月生まれ
一歩を踏み出す時です。素直な心で何事も行えば、万事順調に進みます。

3月生まれ
何事も急がず焦らないで時が過ぎるのを待ちましょう。
今は努力することが大事で、力を蓄えておきましょう。

4月生まれ
今は行動をおこす時ではありません。焦らず、ゆったりとした気分で、あなたの持っている実力や知識に磨きをかける時です。

5月生まれ
人との争いが多くなりやすい時です。悩み困難も多く、どなたか信頼できる人に相談するといいでしょう。

6月生まれ
全てのことが思い通りにならず、不調になることが多いでしょう。困ったことがあったり、思い通りにならない時も、時間が過ぎるのをまって我慢しましょう。

7月生まれ
着実に一歩一歩進む時です。信頼できる人の意見に従い努力することで、今までの苦労が報われるでしょう。

8月生まれ
あなたに協力してくれる人が現れることで、今までの努力が報われます。人の意見をよく聞くことが大切です。

9月生まれ
今すぐには思い通りに進みませんが、希望をすてずに少し待つゆとりさを持つことが大事です。実力を蓄えて時期がくるのを待つことが大切です。
10月生まれ
協力してくれる人が現れることでうまくいきます。ただし、行動は慎重に何をするにもよく考えることが必要です。

11月生まれ
迷いに迷う時です。何かをするときには信頼できる人に相談するなど、よく考えてから決断をするようにしましょう。

12月生まれ
つまらないことに心が動きやすい時です。志をしっかり持って進むことが大切です。

易経:地山謙

今月5日、東京ドームで国民栄誉賞の表彰式が行われました。

読売ジャイアンツ終身名誉監督として現在でも絶大な人気を誇る長嶋茂雄氏、巨人から大リーガーになり今年現役引退した松井秀喜氏、師弟関係にあるお二人の授賞に巨人ファンならずとも感動されたのではないのでしょうか。

師弟としての現役時代には、毎日のように素振りを指導し地道に励んでいたそうです。

お互いに認め合い信頼関係が築けたことが素晴らしい結果をもたらしたことは言うまでもなく、国民に愛され社会に希望を与えるに相応しい受賞だと思います。

当日は松井氏が提案して長嶋氏が選んだおそろいの濃紺のスーツにストライプのシャツ、水玉のネクタイを着用し、絆の深さを感じました。

受賞時、長嶋氏が額に入った重そうな表彰状を受け取る場面では松井氏がさりげなく斜め後ろから軽く支える姿勢に、私はふと易経の十五卦「地山謙」を思い浮かべました。

地山謙

「地山謙」とは地の中に山が没した象であり、高尚なものが頭を低くしていることを表しています。

「謙」は自分を低くみなして人にゆずること、へりくだるという意味があります。

表向きには謙虚で控えめな動作ではありますが、強かな勢いがあり心服させる力があります。

英姿をひけらかすことなくただ謙虚に長嶋氏の後を歩む姿は、より偉大な風貌を醸し出していました。

受賞に関して「ただただ恐縮している。王さんの本塁打数や衣笠さんの連続試合出場のように世界記録をつくったわけでもない。長嶋さんのように日本中の方々を情熱的にさせたわけでもない。誇れるのは日米のすばらしいチームでプレーし、すばらしい指導者、チームメイト、ファンに恵まれたこと。」と述べており、秀逸を極めた発言に感動しました。

脳梗塞を患い表舞台に立つことのなかった長嶋氏の堂々とした雄姿、言葉の一つにも重さがあり多くの人に夢と元気を与える存在であることは変わらず、それ以上の輝きを放っていました。

偉大なお二人が揃っての始球式は、かつての栄光を呼び起こし魅了させられた瞬間でもありました。

「地山謙」の精神こそが現在において最も見直され、幅広い分野で外面だけではなく内面を充実させることが大切であるとことを感じます。

占いに使ったヒビ

 
テレビ局のアナウンサーに「水卜」という名前の方がいます。
名字は「みと」ではなく「みうら」と読みます。

「卜」をカタカナだと思う人が多いと思いますが、実は卜は漢字なのです。
卜は亀の甲羅などに入ったヒビの形だと言われています。中国の殷王朝の時代には、戦や農作業、天気予報に至るまで占いに頼ってたそうです。

亀の甲羅の内側に小さな穴をあけてそこに焼いた火ばしのようなものを挿すとヒビが入ります。 その形を見て吉凶をみたのだそうです。この占いの結果を改めて亀の甲羅などに刻んだのが甲骨文で日本の漢字のルーツです。それで卜には「うらなう」という意味があるのです。「占い」の「占」の上の部分や易の八卦の「卦」にも卜が入っています。 

漢字にも一つ一つ意味があります。私たちが日ごろから使っている漢字の意味を調べてみるといろんな発見があると思います。  

5月の運勢

誕生月別易占から見る5月の運勢

1月生まれ

  行き詰まりを感じ迷いが生じやすい時です。

  目標を見失わないように、自分を培う時期にしましょう。

  志を忘れずにいることで難を逃れます。

2月生まれ

  困難また困難で苦労の耐えない時です。

  今まさに、あなたの真価が問われています。

  自分を磨き、揺るがないものにすることが肝要です。

3月生まれ

  笑いの絶えない和やかな運気です。

  のんびりしてしまって緊張感を忘れがちになっていませんか。

  隙を見せず、見極めもきちんとしましょう。

4月生まれ

  困難極まりなく八方塞がりの時です。

  正論も争いごとになり、困り果ててしまいそうです。

  言い訳をせず、時が過ぎるのを待ちましょう。

5月生まれ

  今までの流れとは全く違った展開になります。

  新しい気持ちで臨みましょう。

  まだ力量不足ですので周囲の助力を味方にしましょう。

6月生まれ

  争いごとが多く、不和の耐えない時です。

  前途多難に思えますが、もう少しの辛抱です。

  良きリーダーに従うことが事態の好転を招きます。

7月生まれ

  高望みをしていませんか。

  慎重かつ低姿勢でいることが必要です。

  大きな行動は見合わせて吉です。

8月生まれ

  目先の利益だけを見て行動していませんか。

  一歩一歩着実にこなしてこそ真の成功が得られるのです。

  今一度、自身の方向性を見直してみましょう。

9月生まれ

  あなたの意思が通らず思い悩むことがあるでしょう。

  今はものごとが通達しにくい時です。

  慌てず迷わず、地道な努力が今後の成功に繫がるのです。

10月生まれ

  物事がうまくいかず投げ出したい気分になっていませんか。

  諦めず今は思いとどまって下さい。

  内面に目を向け時が過ぎるのを待ちましょう。

11月生まれ

  焦って物事を進めていませんか。

  今はスタートの時期には相応しくありません。

  準備・計画の時と置き換え、周囲に助けを求めましょう。

12月生まれ

  おしゃべり楽しく和やかな雰囲気で過ごせます。

  発言に注意して好期を保ちましょう。

  真心を持って接し信頼関係を築くことがポイントです。

開運するための方位学

ゴールデンウィークも間近、大型連休に旅行を計画されている方もいらっしゃることでしょう。 

住み慣れた地を離れ旅に出ると、日頃気付かなかった発見、思いもよらぬご縁もあり良い刺激を楽しめることと思います。

また違った風景を見て感動したり、美味しい料理を賞味して満足感を得たり、旅行にはリフレッシュ効果も期待できますね。

それでは、みなさんは旅行先をどのように決めているのでしょうか。

何となく引き寄せられる憧れとか、同行者の誘われるままになど色々あるでしょう。

実は、行き先の方向(方位)により吉凶作用が潜んでいるのです。 

つまり吉方向に進めば良い作用が臨めるのです。

まず九星気学での本命星を出します。(HP働く女性のための『今日のあなたの運勢』、下部をご覧下さい) 

本命星は9つ、それぞれ今年の吉方位は決まっています。

ここで役立つのが暦です。 

暦には本命星によりその年の吉・凶方位が記されています。

もし漠然と何処かいきたいなと思われているのであれば、ぜひ活用して下さい。

最近、気分が優れず精神のバランスを欠いている方が多くなっていることが社会問題となっています。

運気によるものもありますが、その方の置かれている環境が大きく影響している場合が多分に考えられます。

一所に止まっていても事態を好転するのは極めて困難です。 

そう、気を変えることが大事です。

ぜひ吉方向に出向いて気分転換していただきたいです。

動の運命学、占いは正しく知って行動してこそ活きるものなのです。