運は食にあり

最近のテレビ番組ではダイエットを含め、健康に関することを扱っているものが目立ちます。“食”の大切さに皆の関心が向いてきているようです。

 

日本の相学の大家といわれる水野南北は“運は食にあり”と明言しています。節食、粗食にすることによって人相や手相が良くなり、やがて運命が好転していくことを、自らの体験を通して悟り得ました。

 

さて現代においても新谷弘実博士(世界で初めて大腸内視鏡ポリープ切除を開発)がその著書の中で、胃腸にも胃相、腸相というものがあり、腸のきれいな人は真に健康であり肌も美しいと述べています。

彼も玄米や野菜中心の食事を推奨しています。食事や生活習慣を正すことによって癌などの成人病を予防できることは今や常識ですが、やはり三十万人の腸を診断されてきた医師の言葉には説得力がありますね。

 

手相は正直です。食生活に留意している人の生命線は、乱れなくスッと伸びています。

 

人間の欲の中でも強い食欲ですが、いかにコントロールできるかが、いつまでも健康でイキイキと過ごせるかの要ではないでしょうか。

 

記 丹羽央璃

相撲と占い

大相撲夏場所が5月11日(日)から始まります。

今や外国人力士が多くなった影響からか、土俵上でガッツポーズをする姿や仕切りで腕立て伏せをする横綱も見られることに違和感を感じるのは私だけでしょうか。

相撲は古くより神事との謂れが語り継がれています。

五穀豊穣を願う奉納相撲は神々に捧ぐ感謝の意味があり、立ち合いが行われる神聖な場・土俵には占いの要素を取り込んだ決まり事があります。

土俵の中央の円が陽であるのに対し、外側の四角は陰を表しており、東西南北の方位を配置すると共に季節を表しています。

つり天井の四隅を見れば色のついた房が垂れ下がっており、青房=東の方位で春、赤房=南の方位で夏、白房=西の方位で秋、黒房=北の方位で冬を表し、神様は北の方位より相撲をご覧になるので、行司は反対側の南に配置されることが習わしとなっています。

また房の色は五行思想であり、青は木・赤は火・白は金・黒は水を表し、黄は土で中央にある土俵が配置されています。

そして、対戦相手の番付上位者は東方より土俵にあがります。(土俵入りも同じです)

また行司の掛け声「はっけよい」については諸説ありますが、ひとつは発気揚々と気持ちを高揚させる意味合いと、もうひとつは「八卦よいよい、残った残った」の言葉から易の八卦が良いと八方向(360度)残っていますよ、の意味合いがあるともいわれています。

また、横綱の土俵入りで拍手を打ちますが、陽の左手と陰の右手を合わせることにより、陽と陰が交わり混沌となり、全てのはじまりである大極を形成し無に宇宙が生じます。

相撲と神事は密接な関係があり、数多くある格闘技やスポーツとは違う奥の深さを感じます。

今場所は大躍進に間に合わずざんばら髪が印象的な人気力士・遠藤のまげを結っての相撲をみることができるようですし、またエジプト出身の大砂嵐など熱戦が期待出来そうな予感がします。

 

記:玉木仁邦

 

五月の運勢

誕生月別易占から見る5月の運勢
 

一月生まれ
周りとの意見が合わず焦りが出ていませんか?
ものごとが前に進まず停滞の時です。
今は決断せず静観しましょう。
 

二月生まれ
思うように進まなかったことから解放されます。
ようやく運気も好転の兆しがあるでしょう。
今までの地道な頑張りが認められます。
 

三月生まれ
一歩一歩順調にものごとが運ぶ時です。
地位昇進も臨め、喜び事も多いでしょう。
南が吉方位です。
 

四月生まれ
付き合いの多くなる時です。
生活リズムを損なわないように、健康管理に努めましょう。
また言動にも十分注意して下さい。
 

五月生まれ
これまでの経験がものをいう時です。
今こそあなたの実力を発揮しましょう。
積極的に交流をはかることが運を引き寄せます。
 

六月生まれ
新境地に立たされ孤独を感じる時です。
周囲の助けも受けられず緊張も多いことでしょう。
慎重に謙虚に振る舞うことで状況の変化を待ちましょう。
 

七月生まれ
追い風に乗って順風満帆の時です。
思い通りに事が運ぶので、この際大きく前進しましょう。
何事も勇気を持って行動することです。
 

八月生まれ
周囲との関係が上手くいく時です。
慣れ親しむ中でチャンスを見出せるでしょう。
目上との関係を大切にすることが好機につながります。
 

九月生まれ
先立たず信頼できる人に従って吉です。
今はゆったりした気分でいること、現状維持を保って下さい。
急ぎ慌てると取り返しのつかないことなるので要注意です。
 

十月生まれ
強がっている反面虚しさはありませんか?
淋しい思いをしても投げやりにならないように気を付けて下さい。
まずはあなたの心を満たしてあげましょう。
 

十一月生まれ
飾り立てない態度が好感を持たれます。
今までの方向性を変えず根気よくいきましょう。
新しい試みは見合わせて吉です。
 

十二月生まれ
本来の力を発揮せず控えめな行動が求められます。
目上の人には敬意を払うように心がけましょう。
あなたの直向きな態度が好感を誘います。
 
 

 記:越山真知央

手のひらの丘

手相を観るとき手のひらに刻まれた線を観るのがメインとなりますが、手そのものの膨らみも人それぞれです。

部分部分によって膨らんでいたりなだらかに窪んでいたり、そこに優しさ・強さ・情の深さを感じることが出来ます。

人差し指の付け根にある膨らみは木星丘(ジュピター丘)です。

この丘が発達している人は、野心家で闘争力が強いリーダー気質のある方です。

前向きで自分の目標へ向かって力強く突き進んでいる人は張り出しが目立っています。

ただし勇み足で守りに弱いところがありますので注意するといいですね。

また子指側の下、手首に近い部分の丘は月丘(ムーン丘)と言います。

この丘は理想・想像・アイデアを秘めていて、また芸術性・神秘的な意味があります。

膨らみのある人は想像 力豊かで感性に優れています。

ただ空想が過ぎると誇大妄想となりやすいので注意が必要です。

また親指の付け根、生命線の内側にある丘は金星丘(ヴィーナス丘)です。

二重生命線・スタミナ線が刻まれるこの丘は、体力・愛情・思いやりを表してします。

この丘が発達している人は健康上優れた体力をお持ちです。

ただ「自分は元気だから大丈夫。」と過信しやすい傾向がありますので注意が必要です。

また愛情面が強く性的エネルギーにも満ち溢れています。

人間としての魅力もある人でしょう。

時代性からでしょうか?

今の若い世代の方の手相を観ていますと木星丘・月丘・金星丘もそうですが、その他の丘も特に特徴がみられない人が多いように思います。

夢とか理想を描きにくく現状にしか目を向けられない様に観えます。

若さは永遠ではなく通過すれば取り戻すことは出来ません。

経験は少なくひ弱とは言え人生においてパワーに満ち溢れ吸収するには最適の時期、以後の自身を大きく作用する時でもありますので大切に過ごして欲しいですね。

自分の可能性に気付き、前向きな希望を持ってもらえるような鑑定をしていきたいです。

 
 記:越山真知央

天戦地冲の年

天戦地冲の年は何方にも60年に1年訪れる要注意の年です。

何だか穏やかではない年を意味することは文字を見ても連想できるでしょう。

天で戦い地で衝突すると書くこの年回りは、まさに台風真っ只中で雨風の吹き荒れる運勢であることを表します。

四柱推命でご自身の生まれ日の十干からみた通変星が偏官に当たり、かつ十二支が冲となる年です。

偏官とは仕事の星(女性にとっては配偶者・男性の星)であり、また身を剋する星でありますので、その面のトラブルの警告です。

立場・地位・ポストが高いほど雲泥の差が大きく現象面に出やすい傾向があります。

また健康上に不安のある方はもちろん、特に中年期以降の年齢層の方は健康により以上の注意をするといいでしょう。

このような衰運期には何かと慌てふためいてしまいがちですが、暗雲立ち込める時だからこそ勇み足にならず受け身に徹することが肝要です。

事前に運勢を知り落ち着いた行動をすることで大難を小難に変えることも出来ます。

難題を乗り越えることが得る喜びにつながることもありますので、嵐が過ぎ去るのを待ち冷静になることです。

今年、天戦地冲にある生まれ日の干支にあたるのは『戊子』の方です。

今年は『甲午』年、十干『戊』から見て『甲』の通変星は偏官にあたり、十二支『子』と『午』は冲します。

また『戊子』は午未空亡となりますので、衰運期が重なりなお一層の警告を発しています。

STAP細胞の論文問題で捏造疑惑の渦中にある小保方晴子氏も『戊子』日生まれ、去年の干合年の運気とは正反対の現象が起こっていることはみなさんご周知のとこでしょう。

昨日の記者会見は見るに堪えない運気の作用を感じずにはいられませんでした。

 

記:越山真知央

 

四月の運勢

 

 

誕生月別 易占から観る四月の運勢

 

一月生まれ

今までの苦労が報われ開放感を味わえる時です。何もしない自由な時間を満喫して英気を養いましょう。もしすることがあれば速やかに行う事がポイントです。

 

二月生まれ

自分の信じるところに従い、積極的な行動に出る時です。それまでの努力に加えて、十分に計画して行う事が大切です。

 

三月生まれ

子供の様に無邪気で無欲な心で過ごしてみましょう。頑張りすぎない、期待しない事が良い結果を生みます。

 

四月生まれ

意見の食い違いで周囲と対立が起こるかもしれません。しかし問題から逃げることなく正しい心で前向きに対処すれば、和解することができるでしょう。

 

五月生まれ

今は一時の損失がある時です。しかしこれを受け入れる事によって次なるステップアップに繋がっていきます。「損して得とれ」の精神です。

 

六月生まれ

仕事でも日常の事でも積極的に情熱を注いで取り組んでみましょう。その成否は、如何に自分の感情をコントロールできるかにかかっています。

 

七月生まれ

人間関係において対立することがあります。自分を成長させる機会と思い、周りと調和できるように物の捉え方や考え方を見直してみましょう。

 

八月生まれ

身の回りを見渡し、今簡単にできる事、すぐにできる事を着実にこなしていきましょう。積極的な行動を控え、万事受け身の態度で臨む時です。

 

九月生まれ

ようやく困難な状態から脱出できます。自らの心を解放して休息する時です。もし目標があれば進んで吉です。

 

十月生まれ

変わらぬ目的を持ち続けるとやがてチャンスは巡ってきます。「継続は力なり」というように、自分が決めた事を日々たんたんと行う事が肝要です。

 

十一月生まれ

争い事は自分の正しさを主張するだけでは解決しません。否定的な考え方を肯定的に考えてみる事、周りの忠告に耳を傾ける事が解決の糸口に繋がります。

 

十二月生まれ

自分の特技や才能を人の為に役立てましょう。また日々の生活の中で、少しの気遣いで気持ちよく過ごすことができます。お互い助け合い精神でいきましょう。

 

記 丹羽央璃

 

神秘十字

3月も下旬に差し掛かり、お彼岸を迎えました。

空は何となく濁った霞ですっきりしませんが、三寒四温を繰り返しながらも桜の時季は少しずつ近づいています。

気持ちの上でも春の訪れは嬉しいですね。

先祖供養のためにお墓参りにいらっしゃる方もいることでしょう。

手相には神秘十字という相があります。

感情線と頭脳線の間、ちょうど手のひらの真ん中あたりに刻まれる十字です。

手のひらのお守りであり、ご先祖様に見守られピンチに陥った時にもスッと救いの手があるラッキーな印です。

ご先祖様を大切にされている方に多くみられるのは勿論、占いが好きであるとか信仰心に厚い方にもよくみられます。

手相鑑定会でも発見して伝えると、とても喜ばれます。

何かに見守られていることは、優しいベールに包まれた免疫のようなものかもしれません。

 

記:越山真知央

門出に際して

3月になり少しずつではありますが気温も春に近づいています。

年度末でもあり、学生さんにとっては進級、卒業のシーズンとなりますね。

社会人の方にとっても移動があったり、決算の時期であったりと何かと気忙しさがあることでしょう。

旧体制を締めくくり、新しい環境に移っていくこの時期は易経の中でも一番最後に記されている卦「火水未済」(かすいびせい)を思い出します。

火水未済

原文では、経験・知恵とも浅い子狐が川を渡る際に尾を濡らして元の岸へ返るようなことであれば物事を成し遂げることは出来ないというメッセージが込められています。

『未済』とは「未だ済まず」との意味で、前卦の「水火既済」できれいに整った卦象つまり「完成」が真逆の配置となり、完成されたものの姿形が残らずまた一からの始まりを表し、再スタートの状態を示すのです。

卒業がゴールだとしたら、そこを過ぎれば必ず「未だ済まず」の環境、新しいスタートへ移ります。

慣れ親しんだところから無知の環境へ移るのは心躍る期待反面そわそわと不安もつきものです。

気分新たに意気揚々と力強く踏み出してくことも大切ですが、前途が空回りになっては元も子もありません。

いかに新境地で生きてくか、謙虚な気持ちで準備・計画をしておくことが何より大事です。

生きている限り、区切りの時は終わりではなく新たなスタートになります。

人生においては年輪を刻む時に値します。

また一つ年齢的にも人間的にも大きくなる時であり試される折、今までの自分を充分に見定めた上で新たな一歩を踏み出していきましょう。

新たな出逢いに期待をよせて…。

 

記:越山真知央

 

三月の運勢

 

誕生月別 易占から観る三月の運勢

 

一月生まれ

冬の厳しい寒さからようやく解放されて、春が訪れようとしています。ポイントはぐずぐずしないで素早く行動に移すことです。

 

二月生まれ

今立ち止まり、置かれている状態を再確認してください。まだ表面には現れていない兆しを見極める事が大切です。

 

三月生まれ

今までの努力が実り、ようやく周りの評価を得られる時です。皆との協力関係がより一層成功を引き寄せるでしょう。

 

四月生まれ

今は天が味方しています。自分の立ち位置を守り勢いよく進みましょう。

 

五月生まれ

いろんな問題が山積してなかなか先に進む事ができません。ひとつひとつ丁寧に解決していくことにより運気は少しずつ上向きになっていくでしょう。

 

六月生まれ

願いが叶う時です。今の幸運は、自分の実力だけでなく天の助けがあっての事と自覚して、常に感謝の気持ちを忘れずにいましょう。

 

七月生まれ

思いがけない出会いがあります。しかしこの時機に近づいて来る人間には用心が必要です。慎重に行動しましょう。女性にとっての仕事運は良いので、才能を発揮する機会に恵まれます。

 

八月生まれ

今までの地道で真面目な姿勢がようやく実を結ぶ時です。人の為になる事を進んで行いましょう。周囲からの信頼を得ることができます。

 

九月生まれ

方針を変えてはいけません。現状に満足できないからといって、軽率に動いても良い結果は得られません。平穏無事な毎日に感謝して過ごしましょう。

 

十月生まれ

今は人生の流れに従う時です。時に従い、人に従い、その環境に従い、臨機応変に対応していきましょう。

 

十一月生まれ

実るほど首を垂れる稲穂のように、立派な人ほど謙虚なものです。何事も控えめな態度で臨みましょう。

 

十二月生まれ

うまい話には注意しましょう。人の話を信用しすぎて、大損害を被っては取り返しがつきません。用心を重ねて慎重に過ごしましょう。

 

 

記  丹羽央璃

 

 

 

 

 

オリンピックに見る運勢

今、 ロシアでソチオリンピックが開催されています。
現地とは約5時間の時差があるので、リアルタイムでテレビ観戦されている方は寝不足気味かもしれませんね。
各国の代表がメダルを競うオリンピックは4年に1回の開催ということもあり、数あるスポーツの大会でも格別なもので、出場できるのはとてもすごい運であり名誉なことです。
冬季オリンピックの種目でも近年フィギュアスケートの注目は熱いものを感じます。
そのなかでも国民的な人気で注目を浴びる浅田真央氏、晴れ舞台での金メダルを期待されていた方も多いでしょう。
しかし四柱推命で観ると今年は「甲午」年、「癸巳」日生まれである浅田氏にとって「傷官 絶」の運気となり空亡しています。
「傷官」とは官に傷がつくことを意味します。
官とは仕事・名誉そして女性にとっては男性の星であり、それが傷つくといった意味があります。
仕事上のトラブル・名誉失墜などにならないよう要注意の年であるとともに空亡していることは真空亡と同様の作用があり、より一層気をつけないといけないことを意味しています。
浅田氏にとって官とは、集大成と言われている今回のオリンピックであり、そこでの成果が得られないことを意味しています。
今日のショートプログラムでは大技となるトリプルアクセル着氷に失敗し転倒、後もジャンプの失敗が重なり今季最低の得点と評価され順位も16位と目を疑いたくなる結果でした。
運気の流れは大舞台に味方しなかったことを四柱推命で観ることができます。
 記:越山真知央