空亡とは果たして何ぞや?

四柱推命の空亡(くうぼう)。
別名、算命学での天中殺や六星占術の大殺界など東洋占術を知って
いる方は、この名をご存知でしょう。

空亡は自身の生まれ日の六十干支によって決まる2つの十二支です。
空亡の十二支が巡ってくる時は、運気低迷とか自分の思い通りにならない時期などと言われます。いわゆる厄年的な扱いです。

ただ、なぜ空亡は運気低迷に繋がるのか?
その理由については不明です。
自分が空亡を知って以来ずっと悩みの種でしたが、今年が空亡の時期である私にとって、何となく理由と思しきものが見え隠れしています。

それが何かというと、リズム感や波長です。
空亡は子丑空亡、寅卯空亡、辰巳空亡、午未空亡、申酉空亡、戌亥空亡の6種類。
例えば辰巳空亡は甲午、乙未、丙申、丁酉、戊戌、己亥、庚子、
辛丑、壬寅、癸卯の10個の干支生まれ日の人が該当します。
これらの生まれ日の人が持っているリズム感や波長が、辰巳が巡ってくるときの世の中のリズム感とがマッチングしないと言う考えです。

かく言う辰巳空亡である私は、辰年である今年は運気低迷であるはずですが、低迷と言うよりは世間の風潮と考え方が一致しなかったり
イライラが募ったりなど。
同じ辰巳空亡の人に、これらの質問を投げかけると多くの同意を
得ました。

リズムや波長が合わない事で、自分らしくいられないし冷静な判断が取れない。
それが運気低迷や思い通りにならない事に繋がると捉えられないでしょうか?
ただ、この考えはあくまでも自分の考察なので、もっと多くのデータを集める必要性がありますね。

記:谷口 尚熙