運命を如何に利用するかは自分次第

生年月日で占う四柱推命では、宿命でそもそも個人が持っている運に偏りが多く出現します。
例えば生まれながらにして金運の強い人もいれば、仕事運の強い人も居ますし、異性運の出会いが弱い人など、その偏りは千差万別です。
では、強いから大丈夫、弱いから永遠にダメって言うことはありません。
巡ってくる運命を活用することで、その弱さを解消できるのです。
生年月日で決められた宿命は既に持ち合わせていて変えられないもの、運命は巡ってくるので自分の行動と判断で変えられると言う事なのです。
その巡ってくる運命について、四柱推命では10年周期の大運と1年周期の年運があり、周期において内容が変化していきます。
先日、ネットニュースでに於いて女優のいとうまい子さんが45歳から大学に入学してロボット工学を学び、今では大学院に進んで東京大学と共同研究を進めているそうです。実は、いとうまい子さんの生年月日による宿命では学びを意味する偏印・印綬の印星が無く学びの縁が弱い形になっています。ところが45歳から10年周期の大運で印星が巡ってきており自分の弱い部分を補ってくれてるわけです。たまたまかも知れませんが、いとうまい子さんが学ぼうとした行動は、運命的にも上手く波に乗ったわけですね。
このように巡ってくる運命を理解し如何に利用するか。
利用すれば開運の方向へ進み新たなる人生の楽しみを得る事が可能です。
占いは、その手助けの一端となるわけです。
運命の利用するかしないかは自分の判断次第ですが、皆さんが良い形で運命を生かしてもらえればと日々占いに臨んでいます。

記:谷口 尚煕