手相は三大重要線をしっかり観ます

手相は、古代インドを発祥とする「相」の占いです。数千年もの長い年月を経て、今の時代に伝えられています
日本の手相に大きく影響を与えているのが、イギリス出身のウィリアム・ジョン・ワーナー(1866~1936)、日本ではキロの名前で親しまれています。
キロは、インドに渡り2年間勉強の後、1894年に手相書を出版しています。元々、貴族階級出身だった彼は、帰国後イギリス上流階級で手相家として活動、世界中に名をはせます。
キロの素晴らしいところは、「手相占い」としてではなく「手相学」として捉え、掌線学と手形学に分けて構成しています。脳と運動視野、大脳を通してみると、一番高度な動きを司る手が、その人物を表しているのです。まだ、完全に解明されているわけではありませんが、人が物事を思考するときの傾向と影響が手に出ます。ですから、手にはその人の人生そのものが表れてくるのです。
手相を見る時、私の場合どのようなことに気を付けているかお話させていただきます。
まず、手の出し方、手の形をみます。きれいに手をそろえて出される方は几帳面で冷静沈着な方です。例えば、四角型であれば貴重面で責任感が強く、常的な方で会社勤めなどに向きます。
次に観るのは、感情線、頭脳線、生命線の三大重要線、同時に運命線も観ます。
後は、各ご相談内容によって変わってきます。
健康のご相談であれば健康線、放縦線を主に観ます。
金運であれば、太陽線、財運線を主に観ます。
恋愛のご相談であれば、金星環、結婚線を主に観ます。
簡単に、恋愛のご相談について紹介いたします。

1.感情線、頭脳線が短く、生命線と頭脳線が離れた方
慎重に考えてから行動するようにアドバイスいたします。

2.感情線が長く、頭脳線が長く下垂し、生命線と頭脳線との結びつきが長い方
意中の人には自ら行動、告白する勇気が必要ですよとアドバイスいたします。


このように三大重要線の基本を観ることでアドバイスも変わってきます。
外見や性格などがそれぞれ違うように、手相も違うものです。
ご自身の手相を読み解き理解することは運を引き寄せる力ともなります。

記:玉木仁邦