女流写真家と手相

先日、詩人であり写真家の佐々木冨士子氏の個展に行ってきました。 1990 年より国内、海外の出展を始め、過去には世界平和功労賞、エイズチャリティ美術展での芸術功労賞など数々の受賞歴もあり、ニューヨークやフランスなどの海外でも活躍されています。

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中でもバラの作品を多く手掛けておられます。昨年( 2015 年)は国立新美術館 39 回記念秋耕展でキャパ賞を受賞されました。作品「スペインに乾杯」は女性の赤いマニキュアと乾杯の瞬間を捉え、シュールな中にも女性の強さと情熱を感じさせる描写で、異空間へと引き込まれる作品です。
手相を観てみました。

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佐々木冨士子氏 手相

右手は、頭脳線を伴うますかけ線です。ますかけ線は、人生のアップダウンが激しく、パワーのある方です。チャンスに恵まれると才能が大きく開花します。頭脳線は、直線的に小指側下方の月丘に向かいます。想像力に富み、文学や芸術面の才能に優れ、物やお金より精神性を重んじます。また直線的に入る頭脳線は物事を鋭く捉えます。瞬時、瞬時を的確に捉える才能は、それぞれの作品からも伝わってきます。ますかけ線上部に表れる弓型の線は、金星環です。美的感覚、芸術センスに恵まれた人に表れ、豊かな感受性がありイメージを受け取ることができます。金星はビーナス、ローマ神話に登場する愛と美の女神であり、愛と想像力、表現力の豊かさも表します。また、美しいものを感じるセンスも抜群です。芸術家、作家、デザイナー、俳 優やアーティストなどの表現者として優れた方に多くみられます。生命線はきれいな弧を描き、二重生命線、スタミナ線もあり、生命力の強さを感じます。生命線下部には旅行線があり、大きな開きから海外での活躍もうなずけます。運命線は土台線から立ち上がり、運気の強さに支えられています。久しぶりの個展は、盛況のうちにエンディングを迎えたそうです。 70 歳を過ぎても益々創作意欲に溢れておられ、来年は個展の回数も増やして活動していくそうです。持前のバイタリティーで素晴らしい成果を収められることでしょう。

記 : 玉木仁邦