今パリで絶賛されているショコラティエは、地元兵庫でも有名な小山進氏である事を皆さんご存知でしょうか。昨年は世界最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ・パリ」で最高位の評価を得ました。「えっ!日本人が?」と驚きますが、確かに彼の作る洋菓子は他とは一線を画するものがあり、世界で評価された事は私事のように嬉しいニュースです。
四柱推命から彼の成功の要因を探ります。
小山進氏 1964 年2月 6日生まれ 50歳
年 甲辰 (乙) 劫財 比肩 冠
月 丙寅 (戊) 傷官 正財 帝
日 乙酉 (庚) 正官 絶
空亡 午未 木3 火1 土1 金1 水0
やはり粘り強い「乙」の方です。
命式から剛柔合わせ持つ性格が浮かび上がってきました。
この方は日干五行(木)の大過で通変星も比劫の大過ですので非常にエネルギッシュで、思いを貫く意志の強さは抜群です。実力勝負の世界には向いています。傷官は自星から力をもらっているのでより以上に働き、アイデア、技術の才能は天性のものをお持ちです。まさにパティシエは天職と言えるでしょう。
日干の「乙」はきめ細やかで几帳面です。また中心星の正財は生真面目で誠実な性格を表しています。お菓子作りは計量が大切な要素ですのでこれもしっかり活かされています。その著書で「心配性だから成功できた」と自認なさるのも頷けますね。
36才の「正官」干合年に会社を設立され、星を見方にグングン成長していきますが、一歩ずつ着実な歩みで現在の成功に至ります。正財のなせる業でしょう。
恵まれた星を持っていても彼のように成功する人は稀有でしょう。「普通の事をしてきただけ」と本人は語っておられますが、そのレベルの高い「普通の事」を続けてこられた事が何よりも凄い事だと思います。
日柱の十二運の「絶」があり、年支の「辰」と日支の「酉」は支合しているのでこれからもますます活躍の場を広げていかれるでしょう。
ただ今年は真空亡年になります。いつも以上に細心の注意を払わなければなりません。
これからも極上のスイーツで私たちに幸せにしてくださる事を願っています。
記:丹羽央璃