恵方

 

恵方とはその年の吉神である歳徳神が在する方位を言います。「あきの方」とも言い、この一年はその方向に向かって事を行えば万事において大吉とされています。かつて初詣は自宅からみて、恵方の方向の寺や神社に参る習慣がありました。

恵方の決め方はその年の十干によって決まります。今年の干支は乙未年なので乙と干合するのは庚になります。すなわち申と酉の間である西南西が今年の恵方です。九星気学による毎年の吉方位や凶方位が気になるところですが、この恵方は例外的に万人に吉方位となっています。

 

現在では立春の前日の節分の日には、この恵方に向かって太巻き寿司をまるかぶりする事が恒例となりつつあります。と言っても、この習慣はお寿司屋さんと海苔やさんの販売戦略に見事に乗せられた感がありますが・・・

神戸在住の方にとっては、淡路島、香川県、愛媛県、大分県や長崎方面が恵方にあたります。是非旅行に行かれる際は参考になさってください。

 

記:丹羽央璃