家相Ⅱ

宅地に不適当な土地とはどんな土地でしょうか。新田や新地といった名前の土地は慎重に選ぶべきです。新しい土地を開発することはそれまで安定していた土地を破壊する行為であり安定性に欠くところがあります。ですから山野を切り拓いてつくった造成地はできることなら避けたいところです。どうしてもという場合は、従来の斜面に盛り土した土地よりも、斜面を削り取った造成地の方がまだ安全です。新しく持ってきた土が古い土になじんで安定するには、何百年、何千年の長い時間がかかるからです。

次に気をつけたいのは埋立地です。地盤沈下で埋立地に建てられた建物や道路が崩れて使い物にならなくなることも珍しくありません。数世紀前に埋め立てられた丸の内や日比谷界隈でさえいまだに地盤沈下が進行しているのです。地中に深く杭を打ち込んだ基礎の上に建つ建物は沈下しないのですが、基礎工事を施していない道路はどんどん沈下していきます。そこで玄関の階段を追加して間に合わせていくのですが、やがて水道やガス管まで手直しが必要になってくるのです。
家相では「しまりのない土地は大凶」としていますが埋立地はその代表でしょう。

雨の多い日本では、湿気の溜まりやすい土地も大凶でしょう。白蟻が湧いたり、家の土台の浸食を早め、柱を腐らせたり、井戸を使っているところでは地下水の汚染にもつながります。家相では中庭に木を植えたり池を作ったりするのを凶としているのも、湿気を呼び寄せるからなのです。
京都の桂離宮では、桂川の古い流れを利した池がありますが、床を高くして庭に小高い丘を設けて氾濫に備えています。凶相の土地でもそれを補う方法を講じれば吉相とすることができるのです。
何よりも排水処理等の基礎工事をしっかり行う事が重要です。
参考文献:清家清著 現代の家相

記  丹羽央璃

手相を観るのは右手?それとも左手?

今回ご縁があり、中越大震災の激震地区である田麦山でのイベント・自然塾で手相鑑定会に参加させて頂きました。私自身、占いに深い関心を持つようになったのは、阪神・淡路大震災で人智の及ばぬ事もある、また被災して本当の豊かさとは何かと考えるようになったからだと思います。毎回、手相鑑定会で素敵な出会いがあります。また皆様からのパワーを沢山頂きます。
そんな鑑定会で皆様から「右手、左手どちらを出せば良いのですか?」とよく聞かれます。右手と左手と同じような線が出ている方や、手形も含めて全く違う方など様々です。中でも「男性は左手で女性は右手で観るんでしょ?」とお言葉を頂くことが多くあります。
この説については手相の歴史を遡り説明しないといけません。手相は古代インドが発祥の地であったといわれています。一方はエジプトからギリシアを経てヨーロッパへ、もう一方は仏教とともに中国から韓国経て日本に伝わってきました。天紋・人紋・地紋と称されていた日本古来の手相術(現在はイギリス出身のキロの手相学が中心)には、陰陽五行説も取り込まれています。私たちが日常でよく使っている熟語の中にも陰と陽があります。天地、前後,左右、男女、白黒など対語で先にくる字は陽、あとにくる字は陰となります。陰陽とは中国の易学でいう相対する性質を持つ陰・陽二種の気で、万物の化成はこの二気の消長によるものとされています。しかし男だから陽の左手で、女だから陰の右 手と決めつけてしまうのはいかがなものでしょうか。
他にも手の出し方、手の線、紋様、手のひら各丘のふくらみ等は、脳の働きと密接な関わりがあると言われています。左脳(論理、思考)は右手に、右脳(感性、知覚)は左手に表れるという説もあるといわれます。、両手に全ての要素が出てくると考えられます。実際に多くの方の手相を拝見した経験から言えることは、両手を見比べることによりいろいろ読み解けると感じています。それゆえに両手に現れる要素を大事に活かすことが何よりと実感しております。
手相は日々変わります。ご自身の強み、弱みが線に現れます。ある日突然ラッキーな印や線が現れたり、ストレスで障害線が出たりします。手相を読み解くことは、変化のサインを見逃さないという事です。手相を読み解くことは、ご自身の才能、考え方、心の有り様、成功のタイミングを知るということです。
これからも手相を通じて皆さまのお役に立てればと思っています。
なお手相鑑定会は全てボランティア活動として実施、鑑定料は全額主催者に寄付しております。主旨と機会が合うようでありましたら神戸に限らず全国各地にお伺いいたしますので、当協会にまでご依頼・ご一報下さい。
お一人でも多くの方にご参加頂き、手相を一緒に読み解く時間を共有出来れば幸いです。

 記:玉木仁邦

十月の運勢

誕生月別易占から見る十月の運勢

一月生まれ
難題に直面し行き詰りを感じるかもしれません。
欲に惑わされることなく信念を貫く態度が大事です。
停滞を恐れず、とどまって吉です。

二月生まれ 
尊敬する人の言葉を意識しましょう。
正しい行動が幸運への鍵です。
謙虚さを忘れずにいれば問題ありません。

三月生まれ
変動の多い月となりそうです。
心躍らされて本来の方向性を見失わないように注意しましょう。
ありのままのあなたでいることが何より大切です。

四月生まれ
的を射た意見さえも認められず寂しい思いをしそうです。
あなたの情熱を絶やすことの無いようにして下さい。
今は忍耐が試されているのですから。

五月生まれ
あなたの今までの努力を発揮する機会に恵まれます。
今こそ実行の時、いつでもONできる姿勢でいて下さい。
焦らずゆったりとした気分でその時を待ちましょう。

六月生まれ
まさに雪解けの時です。
陽から陰、陰から陽に転ずる時、状況の変化を逸早く察知しましょう。
情に流されることなく即決即断することが大切です。

七月生まれ
会話を通して分かち合う場を持ちましょう。
話し上手は聞き上手、色々な意見を聞くところからチャンスを見つけましょう。
くれぐれも口は災いの元とならないよう発言には気をつけて下さい。

八月生まれ
目標までは程遠く方向性に迷いが生じます。
しかし今は過程が試される時、惑わされてはいけません。
まずはスキルアップを心掛け、学びにより知識を深めていきましょう。

九月生まれ
過ごしやすい季節となり益々行動的になりそうです。
あれもこれもとはやる気持ちのまま行動すれば空回りしてしまいます。
時には冷静さも必要ですよ。

十月生まれ
本格的な秋の訪れが運気に味方します。
順調さに任せてリードするのではなく、尊敬する人の行いを見習いましょう。
やがて人間関係にプラスとなり、人望がある存在となるでしょう。

十一月生まれ
予定通りに事が進まず停滞しそうです。
無理矢理に押し通さず、年上の方からのアドバイスを参考にしましょう。
自分事ではなく人の為に尽くすことが運気回復のポイントです。

十二月生まれ
思い定まらず、周囲と環境に流されそうです。
優柔不断さは信用を失うことになりかねません。
決断は信頼できる人の助言に従うといいでしょう。

 

 記:越山真知央