空亡の過ごし方

立春を迎え、暦の上でも新年に入りました。

各占いでご自分の今年の運勢を占ってもらったり、またはご自身で心得ていらっしゃる方もいることでしょう。

前向きになれる運気に見舞われる方は何となく気分も晴れやかでしょうが、『空亡』などの衰運期に当たり気分が重い方もいらっしゃるでしょう。
『空亡』は12年に2年、どなたにも例外なく訪れる衰運期です。

過去の『空亡』年を振り返っても、「しんどかった。」「辛かった。」と当時を思い浮かべることが多いのではないのでしょうか。

『空亡』は「空しく亡ぶ」と書き、空回りしやすい運気で物事が思うように運びにくい時です。

しかし考え一つで運命は変わっていきます。

『空亡』は季節に置き換えると冬に当たります。

冬は種蒔きしても育ちにくく、木々を見ても寒く寂しい雰囲気が漂っています。

動物によっては冬眠するものもあり、つまり休むのに適しているのです。

暖かい春には種蒔きができる土壌を用意できるよう、地味ではありますが冬は重要な働きを成しています。

だから『空亡』は一休みする期間として過ごして下さい。

何もしないのではなく自身を培うことには適していますので、以後の計画を立て準備するのもいいでしょう。
また、それに必要な知識を蓄える勉強などもいいですね。

『空亡』の過ごし方一つで以降の運勢も変わってきますので、積極的に動く時ではなく守りに徹する年まわりとして有効に過ごしましょう。

もちろん体調には充分気を付けて下さいね。

 

記:越山真知央