11月下旬ともなりますと、肌身を通して冬を感じますね。
そろそろストーブなどの暖房器具が本格的に活躍し必要不可欠となる、そんな季節がやってきました。
今はワンタッチで暖がとれる時代となり、また器具には安全装置が備わり火事の危険性が回避される工夫がなされ大変便利な時代になりました。
「三の酉まである年は火事が多い。」と言われる俗説があります。
今年は11月中に酉の日が3日・15日・27日、3回あります。
本来は11月の三の酉の日頃になると寒さも増し火を使う機会が多くなるので、火事が多いという意味だそうです。
昔は直に火を暖にとることが多く、火事になることを今以上に恐れていました。
過去の出来事を振り返っても、「大火」という言葉が多くみられます。
建築条件・消防についても今とは全く違った状況ですし、たった1つの小さな火が瞬く間に炎となり燃え広がり町中を焼失したのでしょう。
夜道に「火の用心」と拍子木を鳴らす音を聴くことも少なくなりましたが、火の扱いには気をつけたいものです。
記:越山真知央