聖人と手相

今、この瞬間幸せでいましょう。
それで十分です。
その瞬間、瞬間が、
私たちの求めているものすべてであって、
他には何もいらないのです。

マザー・テレサ

マザー・テレサは1910年マケドニアで生まれ21歳の時、インドにカトリックの修道女として、赴任され36歳の時移動中の汽車のなかで神の啓示を受け、以後貧困で行き倒れの人々の救済し、最期を看取る施設や孤児のための施設を開設、愛と奉仕に生涯をかけられ、ノーベル平和賞など受賞されています。
手相を観る前に、人となりなどわかっていますと、ある程度線の有様も想像できます。感情線は長く、冷静沈着で、頭脳線は大きく下垂する精神的な事柄を大切にされる線をお持ちだと、勝手に想像しておりましたが、まったく違っておりました。

DSC_0574
マザー・テレサ手相

感情線は直線的にやや短めです。行動力があり、物事をはっきりさせたい方で、感性の豊かな方です。頭脳線は、末端よりやや上部に位置します。どちらかというと合理的な考え方をされます。行動の無駄がなく何事においても処理能力の高い方です。
生命線は、はっきりした二重生命線です。指導者として能力の高さを示す木星丘、忍耐力、思慮深さ、コツコツと努力される土星丘が発達しています。又、第一火星丘は大きく膨らんでいます。エネルギーに溢れ、勇気や闘争心があり、行動的、積極的です。
運命線は感情線をと交わるところから強くはっきり太くなっています。また、中指奥深くまで続きます。人並み外れた運の強さを表します。まさに、後世に名を残し、神に選ばれし手なのでしょうね。中指と人差し指をつけて出される方は、平和や自然を愛する心をお持ちの優しい方にみられます。

世界全体が、保護主義、自国主義になり、自分さえ良かったらとの風潮になってきていますが、愛と世界平和に生きられた聖人を今一度、見直していきたいと思っています。

 

記:玉木仁邦