年も明け、この時期は24節気でいくと小寒の次候(水泉動く)にあたり、10日まで歳神様にお供えした鏡餅は11日に鏡開きする風習があります。
近代文明に急がされる今、自然を中心とした季節感を何かと忘れがちになりますが、江戸、明治と駆け抜けた実業家・広岡浅子氏を描いた朝の連続TV小説『あさが来た』の何気ないセットの中に、当時の時代を感じながらも昔のしきたり、仕事をする女性の大変さを垣間みることができます。浅子氏は三井家から加島屋広岡家に嫁ぎ、炭鉱経営、大同生命、総合商社、女子大などの創設に携わり、時代を先取りした強い女性でありました。その主人公・あさを波瑠さんが演じ、女性が働くことさえままならなかった時代を背景に力強い役柄を演じる姿には魅了されますし、話題を呼ぶ朝ドラの中でも20~25%という驚くべき視聴率をたたきだしています。豪華配役を含めNHKスタッフの努力の結果なのでしょうが果たしてそれだけなのでしょうか?波瑠さんについて調べてみると、意外にも下積みが長く今回のオーディションを受ける前から何回も落選し、200連敗したと語っています。
手相を観てみました。
手の形は長くてほっそりしています。細長く、関節も目立たず、指先にいくにしたがい細くなります。繊細で直観力に優れ、理想は高く、ロマンチストです。美しいものを愛し、芸術的才能に恵まれます。手の出し方は指を広げて出されます。うそのつけない正直なかたです。いつも気持ちは前向きでオープンです。感情線は両手とも短めです。中指方面にむかいます。打てば響く感性豊かな方です。研究心、忍耐力があり好きなことは、とことんやり切ります。また集中力は人並み離れしています。
右手の生命線はかなり短めです。生命線の長さと寿命とは関係ありません。行動力があり思い立ったら即、行動されます。頭脳線と生命線の起点が大きく離れています。人に頼らず、常識とか古いしきたりに固執されることなく自分自身の判断で積極的に行動します。礼儀正しく仕事では有能さを発揮する頼もしい存在でありますが、恋愛面では良く理解してくれる人でないとうまくいきません。女性の成功者に多い線で、仕事を続けることで運を開く素質があります。波瑠さんは見た目以上に強い強い意志と集中力が備わり、古いしきたりにも立ち向かう勢いのある女性です。今回、広岡浅子氏モデルの小説との出会いは、まさに偶然が必然となり出会うべきして出会った役柄なのでしょう。
手相は変わります。その変化を読み取り、幸運の機会を見逃さないようにしましょう。
記:玉木仁邦