接木期とは、人生の中で三十年に一度訪れる運気の切り替わりです。
十年毎に変わる大運をみて、亥子丑(水冬)、寅卯辰(木春)、巳午未(火夏)、申酉戌(金秋)の影響を受けながら推移していく中、次の季節へと差しかかる年の前後一年を含め三年間が該当します。
人生上の大きな曲がり角に差し当たる時期ですので、季節の変わり目と同様に注意の年であり変化を伴う衰運期と捉えます。年齢や現状の中で起こりうる変動に巻き込まれやすい運気に遭遇の時期でありながら、空亡や刑・冲・害が重なれば、運勢上より注意が必要かつ試される人生の中でも逆風に見舞われ赤信号の点る時です。特に健康上、仕事上、人間関係の不和など、マイナス面が色濃く出ることが予測されます。
四柱推命では人生の中で数回訪れる接木期を事前に知ることが出来ます。天気予報を見て傘を備える様に、運気の流れを知り行動することは自身を守る手段です。焦りの出る時ですが、そのような時こそ果敢に立ち向かうのではなく、しっかりと地に足のついた慎重な態度つまり守りに徹することが何よりの時、何も知らないままに嵐の中を彷徨うことのないよう対処法を考えることが大切とされます。
記:越山真知央