森の光

元気、勇気、強気、覇気、陽気、病気、弱気、根気など「気」に関する言葉が沢山あるように「気」は目には見えないものでありながら、重要な役割を持っています。
今、もっとも世の関心が高まる「気」といえば「景気」ではないでしょうか。年始早々、日経平均株価が戦後初めての6日続落を記録する幕開けとなったのは記憶に新しいところです。株価変動は数字で評価されるもの、しかしそれは表向きで内面には「気」が大きく作用しているものです。数字が上がれば「気」も陽へと、下がれば「気」は陰へとおもむきます。つまり現状から感じる「景気」を人々がどう思っているかが、行動となり数字に表れるものです。表向きのみの変化を臨んだとしても、内面が伴わない限りは無理が生じ有効な手段とは程遠いでしょう。純粋に良い「気」を感じる様に意識できれば流れを大きく変えることができるのではないでしょうか。
個人においても同じく、「気」は運を変える肝心要の鍵となります。良い時もそうでない時もめぐり行く「気」をどう受け入れ、どのような行動に移すかが、運の成否とつながることでしょう。たとえ問題事に遭遇しても、対処法を上手く踏み、もし自分一人で解決できないとこであれば心許せる方や有識者に相談することも視野に置くといいですね。どうしようもなく重く苦しい気持ちも、一言聞いて貰うだけで「気」が軽くなることもあるものです。「病は気から」という言葉があるように、決して「気」が取り残されたり澱んだりしないように気を付けることは大切です。常に良い気の流れを取り入れ循環させていきましょう。
良い「気」を取り入れることも開運法となります。付き合う人、環境、言葉も自分にとってプラスの要素を引き出してくれるかどうか考えてみましょう。もしも良い「気」を感じる事ができないのであれば、心地良さを求めどんどん取り入れるように努めることです。
占いに加え「気」の流れを変えていくことで、あなたの人生がより充実したものにつながれば嬉しく思います。

記:越山真知央