師走

12月に入り、いつもに増して慌しく時間が過ぎている気がします。

 師走は僧侶が仏事で走り回る忙しさを表す表現が語源とされるという説がよく知られていますが、僧侶にかかわらず何かに追い立てられるような忙しさは世の中の流れが早い現代ではみな共通の思いでしょう。

『師』という漢字を調べてみますと、学問・技芸を教授する人を指す先生・師匠のことで、教師・医師・看護師・美容師・調理師などが称されています。

また僧・神父・牧師などを敬う言い方で指導者を表す語でありますが、師団・争いという意味もあります。

易経の七卦に『地水師』という卦があります。

争いの卦ではありますが、よき指導者に恵まれることがポイントとなってきます。

6日、国会で秘密保護法が成立しました。

日本内でも今までとは違った流れが出てくることが予測されます。

吉か、凶か、それは日本の国のリーダーにかかっています。

年末に起こる出来事は翌年の予告現象が起こりやすい傾向がありますので、注意深く見ておいて下さい。

 

 記:越山真知央