五黄の寅

先日、20代の女性にこのような質問をされました。
「五黄の寅って何ですか?」
きっと良いことを言われなかったのでしょう。心配そうに私の顔を伺っていました。

彼女は昭和61年生まれ(1986年)で十二支『寅』年と九星『五黄土星』が重なる一般的に言うところの『五黄の寅』年の生まれでしたので「気の強い女」として忌む傾向があるということを伝えられ戸惑っていたのだと認識しました。

『寅』年または『五黄土星』に該当する人達はよく言われたかもしれませんが、どちらの年も「気が強い」と一般的に先入観が持たれ語られることが多いと思います。確かにその年にあてはまる学年は活発で自分を押し出すタイプが多い傾向があると教育関係に務める方から聞いたことがありますが、一人一人がそうかと言えばそうとは言い切れないものです。
「あなたは○○年だから△△なのよ。」と生まれ年の干支とか九星とかで判断するのは興味をそそる題材で面白いとは思いますが、正確に個人に当てはめるには無理があります。干支も九星も年だけではなく月にも日にもあり、実際に的確な見方ができるのは生まれ日の干支でそこを中心に観ていくのが『四柱推命』という占いの帝王といわれ実によく当たるものです。

「五黄の寅は「気が強い」という迷信のようなものがあって、特に女性は忌み嫌われることがあるんですよ。でもそれは生まれ年だけに着眼したものの一方的な見方なので必ずしもそうではないので大丈夫です。一人一人顔が違うように性格も運気も違うのですから、そこだけに捉われないようにしたいですね。」とお伝えすると安心された表情になり「そうなんですね。良かった。」とおっしゃていました。

物事には吉凶どちらもあるわけですから、「気が強い」とは「やり手」であるという事、そう捉えれば今の時代に頼もしい存在ですし、やはり様々な角度から判断し役立てることがなにより大切なのです。

 

記:越山真知央

 

芸術家と手相

先日時間に余裕ができたので散歩がてら、神戸文学館企画展『宮本輝記憶の神戸』と原田の森の隣、横尾忠則現代美術館『横尾忠則 続・Y字路』の鑑賞をしてきました。

宮本輝氏は泥の河、蛍川、道頓堀川の川の三部作として有名ですが、特に蛍川は会社勤めをしていた30代に富山出張の際偶然に読みました。富山が舞台のこの小説は、その日に泊まったホテルの横を流れる川の上流がモデルなっており、大変感動した思い出があります。

神戸市出身の宮本輝氏、TV対談でちらっと手のひらを見たことがあります。

確か、感情線が大きな弧を描きながら土星丘に向かっていたと記憶しています。一つの事に集中する能力が人並み外れた方に見られます。大きく弧を描き土星丘に向かう感情線は、感受性の豊かさとどんな困難をも克服する力を表します。

一方、道路を隔てて横尾忠則現代美術館では、『Y字路の風景』が圧倒的な迫力と生命の
躍動感をもって見る人を不思議な世界へと導きます。

手のひらの写真を観てみました。

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感情線は中指方面に向かいます。宮本氏と同じく一つの事に集中し始めると周りの事は意に介しません。すごい集中力と粘り強さを発揮します。

頭脳線はなだらかに月丘方面に下垂しています。想像力に富み文学や芸術面の才能が次から次へと溢れ出ます。物質的な事やお金より精神性を重んじます。

生命線と頭脳線の結びつきは長く、じっくり考えてから行動します。

運命線は手首中央部より真っ直ぐに伸びます。独立心が強く目標に向かって個性や
特技を生かし才能を開花させます。

神秘十字線、ソロモン環をお持ちです。強運の方にあらわれます。またどちら線も信仰心の厚い方に表れ、神秘的な事柄やスピリチュアルな世界を理解します。

強くはっきりした太陽線、月丘から立ち上がる影響線、芸術十字線等々天才美術家として才能に満ち溢れる手相です。つい先日も「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞さたことですし、これからも大活躍していかれることでしょう。

素晴らしい手相を拝見し、私自身パワーを与えられたようで大変有り難く思います。

手相には、その人の才能を読み解く力があります。あなたの手のひらは如何でしょうか?
手相鑑定会をイベント毎に実施しています。ご縁がございましたら、是非一度お立ち寄り
下さい。

 

記:玉木仁邦

 

十月の運勢

誕生月別易占から見る十月の運勢

一月生まれ

迷いや焦りが生じやすい時です。
周りの評価を真に受けナーバスにならないように気を付けましょう。
逆風に立ち向かうのではなく、柔順な心持ちを留め冷静に振る舞って吉です。

二月生まれ

感受性豊かになれる時です。
淑やかに振る舞うことで、違った世界観が見えてきますよ。
謙虚でいることが好感度アップの秘訣、大人の振る舞いを心掛けて下さい。

三月生まれ

情熱に満ち溢れた心持ちはいいのですが、一気呵成は望めない時です。
今はただ一歩一歩ながらも着実に進め、決して急がないことです。
仲間には恵まれる運気、思いを打ち明ければ大切な事に気付くことでしょう。

四月生まれ

家族との絆が深まる時です。
何気ない会話にも切磋琢磨が頼もしくなりそうです。
疎遠になっている方は手紙をしたため思いを伝えるといいですね。

五月生まれ

あなたの評判は上々、目上に従う事が吉となる運気です。
浮かれることなく節制することが何より大事となってきます。
自分の持ち前をわきまえ行動することでより一層の信頼を得ることでしょう。

六月生まれ

なかなか思い通りに物事が運ばないことに直面しそうです。
無理矢理押し進めることには不向きですので、ここはまず足固めの時と捉えましょう。
援助者が現れれば状況回復の兆し、暫しの辛抱ですよ。

七月生まれ

せっかくやる気が芽生えても水を差されそうです。
頑張りは報われぬ時、今は与えられた役目を着実にこなしていきましょう。
思わぬところに解決の糸口が潜んでいますので、意識しながら掴んで下さいね。

八月生まれ

自身のコアな部分を大切にしましょう。
満たされない気分はきっと向上心の表れ、今は程々くらいが丁度良いのです。
何事も遣り過ぎには注意の時、無駄遣いにも気を付けて下さいね。

九月生まれ

思い上がりは失敗を招くと喚起しています。
どんな物事も完成はなく「陽極まれば陰に転ず。」この世の成り行きを心得ることです。
常に内面に目を向ける事、今はその時期と出ています。

十月生まれ

今あるポジションは有り難い事と再認識しましょう。
あなたを支える全てのものに感謝の念を届けて下さい。
芸術の秋に相応しい充実した誕生月を満喫して下さいね。

十一月生まれ

身も心も研ぎ澄まし、五感を養いましょう。
脇目も振らず無心で意思を貫くことが大事です。
ただし人と張り合うことのないよう、発言には十分気を付けて下さいね。

十二月生まれ

極めず昇りつめず、程々の結果を発揮して吉です。
身の丈に合わない物事を望むのは無謀というものです。
あなたらしさを大切に、友人との語らいが安らぎの効果をもたらしてくれますよ。

 

記: 越山真知央