立冬を迎えて

今月7日、立冬を迎え暦の上で冬となりました。

今年は気候の変化が例年通りとはいかず、気温も全体に少し温かいように感じます。

ふと木々を見れば紅葉が進んで季節が冬へと向かっていることを実感し、確実に四季の廻りがあることに気付きますね。

やがて枯葉が落ち見た目も寂しくなった木々は侘しく物悲しい姿となりますが、寒い冬には養分を培いやがて来る新しい春へと向かって準備の時期に入ります。

私たち一人一人の宿命にも四季が宿っています。

冬にあたるところは注意の期間であり、攻めでなく守りに徹する時です。

寒い時期は草木が育ちにくいように物事が進展することは困難です。

四柱推命では「空亡」の時期が相当します。

大半物事が空回りしやすく、思うように進まず辛く大変なことが多い傾向があります。

何かと焦りやすい時ですが、これまで頑張って進んできた自身を労わり充電することも必要です。

新しいステップに向かって準備・計画する期間と置き換え過ごせば、以降の人生観は変化してくるのではないのでしょうか。

寒く長く感じる冬も永遠に続くことはなく、やがて暖かい春を迎えます。

春に桜の花が一斉に咲き人々の心を感動させるように、人生も喜びに満ちたものにしたいですね。

それぞれの四季の意味を十分に踏まえ役立たせるのが占いの醍醐味です。

時を知り活かすことで、より良い人生を歩みたいものです。

 

記:越山真知央