手相の読み解き方

占いのひとつに手相があります。手相は、千差万別で同じ手相の人はいません。また同じ人の手相でも、その人の環境や心の有り様によって変化します。
手相の解説書や本を観てもよくわからない事が多いとの声をよく聞くのですが、現実問題としてすべての手相を網羅することは不可能に近く、「こんな線載ってない」というのも当たり前のことになります。ではどう観るの?と思われる方に簡単ですが説明を。
気持ちが前向きの時、手相にも前向きな線が現れたり、手自体が生き生きしていたりと、手相から語りかけてくれます。顔色で元気かどうかがわかるように、特に細かい線を見なくても元気そうな手だなとか第一印象でわかったりします。
また基本に忠実に、感情線、頭脳線、生命線を読み解いていけば、その人となりの性格や適性、恋愛傾向や仕事運がよくわかります。
例えば、下記の手の線を持つ方を観てみましょう。


感情線は中指方面に向かいます。自分の興味のあることにとことん追及するタイプで、人や社会との交流を図るのが苦手です。また、恋愛傾向は自分中心で物事をすすめるタイプです。
頭脳線は感情線の起点と手首の中間部向かいますが、月丘の膨らみがあり発達しています。社会的に人気があり、空想や想像力が豊かで美術や音楽芸術的センスに溢れます。
生命線の張出しもありますが、途中で断線がみられます。健康面で難がある場合があります。生命線と頭脳線の起点は離れ型です。意志の強さと目標に向かう力強さが表れます。
太陽線がくっきりしています。人気、金運は抜群です。
これらのことを総合的にみますと、芸術性豊で想像力、空想力に優れ、とことん集中し仕事をされる方です。月丘に加え、木星丘(野心家、権力慾、地位)、太陽丘(芸術性、名誉、人気)の丘が発達されています。この様に三大重要線(感情線、頭脳線、生命線)の基本とその他の線、要素の組み合わせで観ていきます。慣れればそう難しいことはないのですが、基本をしっかり学ぶという意味では手相入門教室に入られて学ぶのが一番近道かもしれません。
写真の手は、現在大ヒット中の映画の主人公、イギリスのミュージシャンの手相です。

記:玉木 仁邦