今年の顔 ディーン・フジオカ氏

毎年恒例となった「流行語大賞」や「今年の漢字」など、年末は今年を象徴する数々のキーワードが話題となっています。では「今年の顔」は何方かわかりますか?今月 7 日発表された「 Yahoo !検索大賞 2016 」では、俳優のディーン・フジオカ氏が大賞受賞となりました。思えば昨年度下半期 NHK 朝の連続テレビ小説「朝が来た」では五代才助役を演じ、一躍時の人となり、現在も CM やドラマなどで人気を得ています。

ディーン・フジオカ 様
1980 年 8 月 19 日生まれ
年 庚申(壬) 偏官 偏印  絶
月 甲申(壬) 比肩 偏印  絶
日 甲子(癸)       印綬  沐
空亡  戌亥

五行 「木」 2 、「火」無、「土」無、「金」 3 、「水」 1

日干「甲」は陽の木、大木の様に力強く真っ直ぐに伸びるイメージで誠実で真面目なタイプ、自分の意思を曲げない頑固で融通性には乏しい一面があります。脇目も振らない一途さはとても強そうな印象ですが、意外にも傷つきやすく挫折には弱いところがウィークポイントです。
年、月、日とも陽干陽支であり、男性的で頼りがいがあり攻めには強いでしょう。
日支「子」は月支、年支「申」と三合半会し、身内や仲間そして更に幅広いネットワークの中での調和、ハーモニーを意味します。人受けの良さ、印象の良さがあり、味方をしてくれます。
中心星は「偏印」、通変星の中で最もいそがしく動き回る星であり人気運を表します。人と群れるのではなく独自の個性を押し出す偏業が向き、物質的なものよりも精神性を重んじます 。俳優業には魅力のある星ですね。ただ刺激を求め熱中する反面、長期に及ぶと飽きっぽいところがあり、冷めやすさもありますので、肝心なところで軽率さが出ないような注意が必要でしょう。全体の通変星を観て「偏印」 2 つ「印綬」 1 つ、より一層の心の趣きが影響力を生む力を持つことと、また母親の存在が大きく関係する事が読み取れます。
日干の十二運「沐」は異性への魅力を醸し出すオーラを持ちながらも、心が揺れ迷いやすさから決断力の乏しさがあります。月柱、年柱の十二運「絶」は人気運の星であり、また田舎ではなく都会、舞台が大きければ大きいほど華やかな輝きを発することが出来ること、先に書いた三合半会を合わせて観ると幅広い層からの人気を得られることが重ねてみえます。
特に「沐」「絶」を持つ方は、芸能人にとって有利な星となりますし、命中を総合的に観ても天職を歩んでいるといっても過言ではないようです。

これまでの主な出来事
24 歳  2004 年 甲申 比肩 絶(月柱・干支併臨の年)
ファッション雑誌編集者にスカウトされ、香港を拠点にモデルとして芸能活動を開始。
26 歳  2006 年 丙戌 食神 養
台湾ドラマの創始者とも言える柴智屏氏と出会い契約。台湾デビューを果たす。
32 歳  2012 年 壬辰 偏印 衰(三合会局の年)
結婚。
34 歳  2014 年 甲午 比肩 シ
NHK BS プレミアム「撃墜 3 人のパイロット」で、日本のテレビドラマに初出演。
36 歳  2016 年 丙申 食神 絶
ドラマ「あさが来た」で第 88 回ドラマアカデミー賞、 ザテレビジョン特別賞、東京ドラマアウォード助演男優賞受賞。
第 3 回 Yahoo! 検索大賞。(パーソンカテゴリ 俳優部門大賞)

年々、華々しい活躍となっていますね。
来年「丁酉」年は「傷官 胎」の年回りです。攻めではなく守りに徹し、自らの技芸に力を注ぎ込み見返りを求めず打ち込むことが開運法です。今の仕事に慢心することなく「甲」の着実さを活かしながら、今後さらなる大きなフィールドでの活躍を期待しています。

 

記:越山真知央